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  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2025.09.27

2025年9月27日-山の鼻ビジターセンター(研究見本園の様子)

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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
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■天気:晴れ
気温:21.8℃(最高気温)8.4℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。昨晩は雲一つない快晴で、無数の星が夜空に輝いていました。星空がきれいに見えた夜の翌日は放射冷却によって気温が下がり、本日は最低気温が一桁になるほど冷え込みました。

【今朝の朝焼け】

燧ヶ岳方面が朝焼けでオレンジ色に染まっていました。早朝に空が焼けた日は、太陽が昇るまでの間、鮮やかな色が刻々と変化していく幻想的な景色を堪能することができます。

【朝日に照らされた湿原】

朝焼けが見られるのはほんのわずかな時間で、次第に太陽の暖かい光を感じると、湿原が黄金色に輝き始めました。尾瀬の自然が織りなす美しい風景に、思わず心が奪われます。

【コバイケイソウ】

園内を歩いていると、コバイケイソウの枯れゆく濃い色が目に留まります。近づいてよーく見てみると種子が入っていた部分が裂け、中身は空っぽでした。

【紅葉した植物】

種子が地面に落ちたコバイケイソウや紅葉した植物は、やがては枯れてゆきます。落ち葉などは、普通の環境なら微生物に分解され土に還ります。しかし、尾瀬は冬の厳しい寒さと湿原が水に覆われていることによる酸素不足で、ほとんど分解されずに積もっていきます。植物が枯れたまま雪や冷水の下で積み重なってつくられたものを、泥炭(でいたん)といいます。この泥炭(でいたん)が長い年月を経て湿原をつくり、そこに落ちた種子が発芽をして小さな命が宿る循環が、尾瀬では繰り返されています。

写真の色付くキンコウカもミズナラの葉も、のちに尾瀬の湿原の一部となるでしょう。

【尾瀬ヶ原の草もみじ】

最近「草もみじの見頃はいつですか?」というお問い合わせが増えてきました。湿原が紅葉している様子のことを、草もみじと呼んでいます。現在、尾瀬ヶ原は草もみじが進んでいます。

晴れている日は開放感のある景色を楽しみながら、のんびりと尾瀬の自然を満喫することができます。

池塘に浮かぶヒツジグサの紅葉以外にも、水色の空や白い雲など、様々な色が目に焼き付きます。草もみじが進んでいる現在、どのタイミングで訪れても思い出に残る貴重な景色を見ることができると思います。日々変化し続けている大自然の尾瀬にぜひお越しください。

尾瀬は山岳地帯です。天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参し、気温に合わせて服装を調節できるようにしましょう。計画的に早めの行動を心がけてください。

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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第五弾」は「秋の尾瀬と」です。 

尾瀬山の鼻ビジターセンター 坂本

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