- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.09.26
2025年9月26日-山の鼻ビジターセンター(研究見本園の様子)
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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【※注意】
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
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■天気:雨のち曇り
気温:24.3℃(最高気温)14.3℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
本日は、研究見本園の様子をお伝えします。
【至仏山と池塘】

湿原の草もみじを覗くかのように、少しだけ青空が顔を出してくれました。池塘のヒツジグサの葉も色づいています。
【湿原の草もみじと山の木々の色づき】

湿原の草もみじが鮮やかに目に映る季節となりました。山の木々をよく見ると、わずかに色づきが始まってきています。山の紅葉が鮮やかになるのは例年10月中旬ごろからになります。
【シラカバの黄葉】

シラカバの葉が黄に色づき始めました。草もみじの湿原にシラカバの幹の白が映えます。
【エゾリンドウ】

尾瀬のシーズン最後に咲くエゾリンドウが、木道脇でたくさん鮮やかな青紫色の姿を見せています。すっと立ち上がった茎の頂と、上部の葉の付け根に数段にわたって花を付け、晴れると花の先端が少しだけ開きます。漢字では蝦夷竜胆と書き、北海道「蝦夷」など寒冷な地域に多く自生していること、漢方薬に利用されるリンドウの根が非常に苦いことから中国の古い言葉「竜の胆のように苦い」に由来しているそうです。
【ビジターセンター周辺で】


山の鼻ビジターセンター入口階段前のオオツリバナの葉が真っ赤に紅葉し、とても目立っています。花が少なくなったこの時期に、まだブラシのように花を咲かせているサラシナショウマの蜜を求めて虫たちが集まっていました。
日々湿原の色が変化していく、草もみじ広がる秋の尾瀬にどうぞお越しください。
尾瀬では最低気温が10℃を下回る日が出てきました。防寒着を用意し、気温に合わせて服装を調節できるようにしましょう。また、天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参し、計画的に早めの行動を心がけてください。
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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第五弾」は「秋の尾瀬と」です。

尾瀬山の鼻ビジターセンター 渡辺











