- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.09.22
2025年9月22日-尾瀬沼ビジターセンターより(紅葉のはじまり)
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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【※注意】
〇見晴キャンプ場でツキノワグマの目撃情報が増えています。詳しくは、見晴キャンプ場付近でのツキノワグマの目撃についてをご確認ください。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する、写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
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■天気:晴れのち曇り
気温 :9.8℃(9時)16.1℃(昨日の最高気温)5.7℃(今日の最低気温)
こんにちは♪
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
このところの曇り空から一転、今日は朝から快晴の尾瀬沼となっています。久しぶりの青空と陽射しを浴びて、大江湿原も煌めいていました。そのかわり、今日は今シーズン一番の冷え込みとなり、本日の最低気温は深夜に観測した5.7℃となりました。
紅葉は、最低気温が8℃になると始まり、5℃以下になると急激に進むと言われています。
また、美しい紅葉のためには、十分な日照と適度な量の降雨、そして昼夜間の気温差が重要な条件となります。
では、いまの大江湿原の草紅葉と、樹木の紅葉の様子をご覧下さい。
【大江湿原を土塁跡付近から】

大江湿原の土塁跡付近木道から北側(沼山峠側)を向いた風景です。湿原は徐々に緑が減り枯葉色に近づいています。
【同じく土塁跡付近から】

今度は土塁跡付近木道から南側を向いた風景です。同じタイミングでも、湿原の草紅葉の色の様子が違って見えるのが不思議ですが、こちらも日の光を浴びて、残った朝露が光り輝いていました。日の出間もない頃の、朝露が残るタイミングの美しさです。
【ダケカンバの黄葉】

大江湿原のダケカンバが少しずつ黄色く色づいているのかおわかりになるでしょうか。比較的陽当たりのよい場所でも、全体が黄色く染まるのは来月になりそうですね。
【レンゲツツジの紅葉】

こちらは大江湿原のレンゲツツジです。葉の先端から赤く染まってきました。湿原の中では美しいアクセントとなり、より一層目立つようになります。
【オオカメノキの紅葉】

森林内のオオカメノキは、あちこちで紅葉が始まっています。場所によってはナナカマドも赤く色づいていました。
【第二大江橋から見た大江湿原】

これらを踏まえて大江湿原をあらためて見ると、森の中でダケカンバがうっすら黄色く色づき始め、湿原の草紅葉の中で他に紅葉の始まった植物の姿を見ることができると思います。これからどのように変化していくのか、とても楽しみです。
一日一日と移り変わっていく紅葉の様子を、みなさんもぜひお越しになってご覧ください。
直接見て、聞いて、感じてこそ、尾瀬の素晴らしさを体感できます。
※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと遭遇しないように、クマ鐘を鳴らして通行する、クマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第五弾」は、尾瀬沼の秋シリーズです。(オヤマリンドウ、沼尻の草紅葉、ヤマネ、ヤマネと紅葉)

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