- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.09.13
2025年9月13日-尾瀬沼ビジターセンターより(秋雨の中の風景)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:雨時々曇り
気温 :17.1℃(9時)18.7℃(昨日の最高気温)15.2℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
あいにくの雨模様で燧ヶ岳方面も真っ白なガスに包まれている今日ですが、三連休初日とあって沼周辺を訪れる人も増え、私たち職員もお客様とのコミュニケーションを楽しんでいます。

大江湿原から見た三本カラマツと尾瀬沼。南岸の山々はガスに包まれて見えません。
【水鳥の子育て】
第一大江橋から尾瀬沼へ大江川が流れ込んでいる辺りは子育て中の水鳥がよくいるポイントです。先月は数羽の雛を従えたマガモをよく見かけましたが、その雛もすっかり大きくなり、最近はオオバンやカイツブリが雛を連れた姿をよく見かけます。双眼鏡を持って第二展望デッキでのんびり、野鳥観察をしてみてはいかがでしょう。(以前のブログに載せたアオサギ・ダイサギ・カワウなどもよく見かけますよ)

オオバンは第二展望デッキのすぐ近くにいることも多く、潜って水草を採っては雛に食べさせる姿が愛情を感じさせます。(人が近づくと急いで逃げるので、展望デッキへはそっと近寄りましょう)

カイツブリは雛に小魚や水棲昆虫などを与えるようです。ただ、展望デッキの近くでなく水草群の向こう(遠く)にいることが多く、実際に何を与えているのかまではなかなか見ることができません。
【お花リレーの最終走者】

尾瀬のお花リレーの最終走者であるエゾリンドウ、最初に見つかった個体は小淵沢田代分岐そばでしたが、ビジターセンターからほど近い第一大江橋のたもとでも見られるようになりました。
【秋色の実】

ナナカマドの実が赤く染まってきました。ビジターセンターで土日祝日の前夜に開催しているスライドショーではナナカマドの赤い実に雪が被っている画像もあるので、この色を見ると尾瀬が日一日と冬に向かっている気がします。(ちょっと気が早いかもしれませんが)
これらの他にも、草紅葉の始まりを感じさせる大江湿原のグラデーションや、お花リレーの最終走者にまだバトンを渡すまじと頑張っている晩夏のお花たちなど、見どころたくさんの尾瀬にぜひいらしてください。
【プチニュース】
・ご寄付のお礼に差し上げている缶バッジが今日から第五弾(尾瀬沼の秋シリーズ)になりました。
※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと遭遇しないように、クマ鐘を鳴らして通行するとかクマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
◆秋の特別トークショーのお知らせ
9月14日に歩荷さんをお呼びしてのトークショーを予定しています。参加費は無料です。 詳しくは、こちら<【尾瀬沼ビジターセンターのイベント情報】(歩荷さんトークショー)>をご覧ください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第五弾」は、尾瀬沼の秋シリーズです。(オヤマリンドウ、沼尻の草紅葉、ヤマネ、ヤマネと紅葉)

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