- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.09.12
2025年9月12日-山の鼻ビジターセンター(山ノ鼻十二山神様)
============================================================
お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
関連して、尾瀬山ノ鼻キャンプ場は現在営業休止となっております。詳しくはこちらをご確認ください。
============================================================
■天気:曇り時々雨
気温:20.7℃(最高気温)14.6℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
本日は、山ノ鼻十二山神様の神事とその周辺の様子をお伝えします。
【研究見本園 AM6:00】

早朝の研究見本園では、青空が広がり至仏山の上に下弦の月がぽっかりと浮かんでいました。
湿原は、まだ緑色が多い草紅葉です。尾瀬ヶ原も同じような湿原の様相です。明日からの三連休は、草紅葉を目当てに訪れるハイカーも多いことでしょう。さらに、湿原の色づきが進んでいくのが楽しみですね。
【山ノ鼻十二山神様】


山ノ鼻十二山神様は、研究見本園入口の赤矢印のところに鎮座しています。気づきにくい場所ですが、山神様の前に立つと木々の間を通して正面に至仏山が望めます。十二山神様とは、「十二様」「十二山ノ神」「十二神」など、各地で呼び方が違いますが、山の安全や恵みをもたらす守護神として、山に入って仕事をする人々から崇敬されています。一年の月数である12、あるいは子を12人産むとされる山の神の豊穣性や多産性から、12という数字が用いられると考えられています。


山ノ鼻地区では、毎年9月12日に十二山神様の神事を行っています。山小屋関係者やビジターセンターの職員で、登山者の皆さんと尾瀬で働く方々の安全を祈願いたしました。
【サラシナショウマ】



ビジターセンターの周辺で、サラシナショウマがたくさん咲いていています。人の背丈ほどもあり、白い20~30cmほどもあるブラシのような花をつけるのでよく目立ちます。
尾瀬は山間地です。寒暖差が大きいため、防寒着を用意するとともに熱中症に注意していただき、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また、午後になると天気が急変し雷雨になることがあります。必ずレインウェアを持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。
============================================================
ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存
山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園の一部を一時閉鎖しています。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなります。16:00以降の研究見本園の散策は、控えていただきますようお願いいたします。

============================================================
○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
============================================================
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第四弾」は「昔日の尾瀬と愛らしい生き物たち」です。

尾瀬山の鼻ビジターセンター 渡辺











