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  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2025.09.10

2025年9月10日-山の鼻ビジターセンター(尾瀬ヶ原の様子)

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お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。

【※注意】
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
関連して、尾瀬山ノ鼻キャンプ場は現在営業休止となっております。詳しくはこちらをご確認ください。
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■天気:晴れ時々曇り
気温:28.5℃(最高気温)16.0℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
本日は、尾瀬ヶ原の様子をお伝えします。

【湿原のあかつき】

あたりが白み始め雲が茜色に染まり、色づきだしたヤマドリゼンマイも日が当たり輝きだしました。秋日和が期待できる一日の始まりです。

【初秋の湿原を彩る植物】

お花リレーの最終ランナーエゾリンドウや、秋の湿原を黄色に染めるミヤマアキノキリンソウは、尾瀬ヶ原のあちらこちらで見られるようになりました。

秋の気配を感じるサラシナショウマやタムラソウは、東電下の大堀橋をヨッピ吊橋側に渡った先の湿原で咲いています。

幽玄なオクトリカブトや、秋の初風に揺られるミヤマワレモコウ、清楚な白色が印象的なイワショウブ、ウメバチソウも数が増え、あちらこちらで湿原を彩っています。

異彩を放つチョウジギクは見晴付近の湿原で、黄色が眩しいオオニガナは竜宮尻付近の湿原で見ることができます。

ヒツジグサは上田代の池塘で、昼近くなると咲き出します。ツルコケモモの実は紅熟し、赤田代分岐付近の湿原でその可憐さをアピールしています。

この他、様々な実が赤く熟し、初秋の湿原を彩っています。

【アケボノソウ】

アケボノソウは、その華やかな花びらの斑点を夜明けの星空に見立て名づけられました。黄緑色の蜜線溝には甘い蜜が出ていて、虫が来ているのことが多いです。
花びらは通常五裂ですが、中には四裂、六裂、七裂の花も咲いています。七裂の花では多くの虫たちが仲良く蜜を吸っていました。花びらの多いアケボノソウは、華やかさも際立つように感じます。

【湿原に映える池塘や孤立林】

尾瀬ヶ原には数多くの池塘があります。ヒツジグサの葉が浮いて湿原に秋の彩を添える池塘や、ハート形に似た池塘、水鏡のような池塘など、様々な池塘があります。
湿原にポツンと立っている木々は孤立林と呼ばれています。そこでたくましく生えている孤立林は、その生命力を感じられ、湿原のアクセントになっています。

池塘と孤立林が絵のようにたたずんでいる息をのむような風景に出会うこともあります。皆さんも是非、お気に入りの風景を探しながら尾瀬ヶ原を散策してみてください。


尾瀬は山間地です。寒暖差が大きいため、防寒着を用意するとともに熱中症に注意していただき、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また、午後になると天気が急変し雷雨になることがあります。必ずレインウェアを持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。

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ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存

山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園の一部を一時閉鎖しています。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなります。16:00以降の研究見本園の散策は、控えていただきますようお願いいたします。

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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第四弾」は「昔日の尾瀬と愛らしい生き物たち」です。 

尾瀬山の鼻ビジターセンター 新倉

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