============================================================
お出かけの際には、2025（令和７）年シーズンについての確認をお願いします。

【※注意】
〇鳩待峠～山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください（人馴れ等の原因となります）。
関連して、尾瀬山ノ鼻キャンプ場は現在営業休止となっております。詳しくはこちらをご確認ください。
============================================================

■天気：晴れのち曇り
気温：27.2℃（最高気温）18.1℃（最低気温）

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
本日は、長沢新道～アヤメ平・横田代の様子をお伝えします。

【長沢新道の様子】

尾瀬ヶ原にある竜宮十字路を南に進んだ先が、長沢新道です。初めは広葉樹林内の平坦な登山道ですが、長沢橋を渡るとまもなく傾斜が増し、大きな石が露出した道や木製階段がしばらく続きます。
※長沢新道は、標高差約500ｍ、距離約4km、上り約3時間・下り約2時間の登山道です。十分な装備と計画のもと、安全にお楽しみください。

岩や切り株についた緑鮮やかなコケに癒されながら歩き、滑り止めマットの敷かれた木道が現れるころになると傾斜が緩くなり、ベンチのある場所に着きます。富士見峠まであと約1.3km、緩やかな登山道をもうひと登りです。

【富士見田代の池塘】

長沢新道を登りきって、登山道を少し左に逸れたところに池塘があります。晴れていると、池塘越しに燧ケ岳が見えます。ベンチがあるので、休憩して景色をお楽しみください。

【富士見峠】

東へ少し下がると富士見峠に着きます。富士見峠の公衆トイレは現在使用可能です。

【アヤメ平】

来た道を少し戻ってさらに西へ進むと、アヤメ平に到着します。アヤメ平は、大きな池塘が点在する広々とした湿原です。キンコウカの実や葉の先がオレンジ色になり、湿原の色づきに一役かっていました。天気がいい時は、尾瀬の山々をはじめ武尊山や日光方面の山など、360°の展望が開けます。

【横田代】

アヤメ平の西に広がる、やや傾斜のついた湿原です。木道の向こうに、美しい形をした至仏山を眺めることができます。

【秋の装い】

湿原ではイワショウブが実を結び始め、秋を感じさせる花が咲いています。林内の木々は全体的にまだ緑色優勢ですが、色づき始めた葉や実も見られました。

アヤメ平は天上の楽園と言われています。これから見頃を迎える草もみじや木々の紅葉を見に、ぜひお越しください。

尾瀬は山間地です。寒暖差が大きいため、防寒着を用意するとともに熱中症に注意していただき、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また、午後になると天気が急変し雷雨になることがあります。必ずレインウェアを持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。

============================================================
ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存

山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園の一部を一時閉鎖しています。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなります。16:00以降の研究見本園の散策は、控えていただきますようお願いいたします。

============================================================
○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原（竜宮・見晴地区）から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
============================================================

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第四弾」は「昔日の尾瀬と愛らしい生き物たち」です。　

尾瀬山の鼻ビジターセンター　天津