============================================================
お出かけの際には、2025（令和７）年シーズンについての確認をお願いします。

【※注意】
〇鳩待峠～山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察したり写真を撮るなどの行為はおやめください（人馴れ等の原因となります）。
関連して、尾瀬山ノ鼻キャンプ場は現在営業休止となっております。詳しくはこちらをご確認ください。
============================================================

■天気：雨のち晴れ
気温：25.3℃（最高気温）15.7℃（最低気温）

ブログをご覧の皆様、こんにちは。本日は、尾瀬ヶ原の様子をお伝えします。

【下ノ大堀川ミズバショウ群生地】

【東電下の大堀橋からヨッピ吊橋間の池塘から】

青く澄んだ空と涼しい風が秋を感じるようになってきました。

【秋の様相】

薄紫色の花を咲かせていたコバギボウシも実をつけ、アブラガヤも緑色から茶色に変わり徐々に尾瀬ヶ原も秋の様相に変わってきました。

【見られた植物】

【上田代の池塘】

上田代の池塘ではたくさんのヒツジグサが咲いています。朝は閉じていた蕾が昼頃から開き始め名前の由来となった未の刻（ひつじのこく 午後2時）までには開き切っていました。

【上の大堀川橋付近】

ここではヤマドリゼンマイとヤチヤナギの群生が見られます。ヤマドリゼンマイの黄緑色とヤチヤナギ
の青緑色のコントラストがとてもきれいです。ヤマドリゼンマイは湿地に生えるゼンマイ科のシダ植物です。ヤチヤナギはヤナギの名がついていますがヤナギの類ではなくヤマモモ科です。どちらも尾瀬の風景にはなくてはならない名脇役です。

尾瀬ヶ原は秋の景色に変わってきました。爽やかな風が吹き、湿原も少しずつ色づき始めました。季節の変化を感じられる自然豊な尾瀬にいらしてみませんか。

尾瀬は山間地です。寒暖差が大きいため、防寒着を用意するとともに熱中症に注意していただき、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また、午後になると天気が急変し雷雨になることがあります。必ずレインウェアを持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。

============================================================
ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存

山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園の一部を一時閉鎖しています。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなります。16:00以降の研究見本園の散策は、控えていただきますようお願いいたします。

============================================================
○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原（竜宮・見晴地区）から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
============================================================

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第四弾」は「昔日の尾瀬と愛らしい生き物たち」です。　

尾瀬山の鼻ビジターセンター　野島