- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.08.27
2025年8月27日-尾瀬沼ビジターセンターより(秋の片鱗)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:晴れのち曇り一時雨
気温 :20.8℃(9時)25.8℃(昨日の最高気温)16.5℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
今朝の大江湿原は青い空が広がり、秋を感じさせる爽やかな風が吹き渡っていました。しかしながら、湿原をビジターセンターから小淵沢田代分岐付近まで歩くと、まだまだ暑く感じられます。
【今日の大江湿原】
人の気配が少ない時間帯に湿原を歩いていると、突然キジバトが飛び立ち驚くことがあります。
大江湿原ではイワショウブはだいぶ少なくなり、花が終わったミズギクがイガグリのようになっていました。これから、オクトリカブトやサラシナショウマが存在感を増してくるでしょうか。


【シラネセンキュウ(白根川芎)】
大江湿原ではシラネセンキュウが咲いています。小さな白い花がレース編みのように広がり、湿原の緑に映えていました。

【オオバセンキュウ(大葉川芎)】
シラネセンキュウと同じシシウド科のオオバセンキュウは、シラネセンキュウより葉が大きく、ややこんもりとした形状に花がついています。

【オヤマリンドウ(御山竜胆)】
ビジターセンター付近では、オヤマリンドウの蕾がたくさん見られるようになりました。株によって青紫色や濃紫色の蕾をつけているので、開花が楽しみですね。


【マガモの朝食タイム】
第二展望テラス付近ではマガモの朝食タイムでした。沖の方ではカルガモの親子やアオサギも朝食中のようでした。第二展望テラスは雄大な燧ヶ岳を望めるビュースポットですが、バードウォッチングにも絶好の場所です。

連日、厳しい残暑の猛暑日が続いているニュースを目にします。尾瀬沼では虫の音が聴こえ、秋が一歩、一歩、近づいているようです。静かな尾瀬沼を散策して、秋の片鱗を探してみませんか。
※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと接触しないように、クマ鐘を鳴らして通行するとかクマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
◆秋の特別トークショーのお知らせ
9月14日に歩荷さんをお呼びしてのトークショーを予定しています。参加費は無料です。 詳しくは、こちら<【尾瀬沼ビジターセンターのイベント情報】(歩荷さんトークショー)>をご覧ください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第四弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(三本カラマツ、ハクサンコザクラ、ヤマネ、アサギマダラ)

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