- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.08.26
2025年8月26日-尾瀬沼ビジターセンターより(天気の急変にご注意を)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:曇り時々晴れ
気温 :20.4℃(9時)25.8℃(昨日の最高気温)17.3℃(今日の最低気温)
こんにちは♪
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
尾瀬沼周辺は朝からセミの鳴き声が聞こえます。コエゾゼミの長い鳴き声とともに、聞き覚えのあるアブラゼミのような大きい鳴き声も聞こえてきました。日差しも強く、尾瀬沼の短い夏はまだ少し続きそうです。
【展望デッキから眺める燧ヶ岳】

やや気温が高いせいか、燧ヶ岳は少し霞んで見えます。森林内を抜けると、直射日光により強烈な暑さを感じるので、帽子の着用はまだまだ必須です。
【少しずつ始まった草紅葉】

大江湿原が徐々に茶色に色づき始めました。先日やっと新緑に染まったと思っていたのに、日々の変化に驚くばかりです。
【ヤナギラン】

ヤナギランの花弁は先端に残るのみとなりました。それでも花柄の鮮やかな色はとても目を引きます。
間もなく綿毛をつけることでしょう。
【タムラソウ】

大江湿原のタムラソウは、いまが盛りです。蕾もまだまだ多く見られますので、しばらく見頃は続きそうです。
【オオウバユリの実】

大江湿原から林内に入ったところにオオウバユリが実をつけています。道行く人の背丈よりも高さのあるその姿は、花の時も実になってからも、独特の存在感を放っていました。
【オクトリカブト】

独特の存在感はこちらのオクトリカブトにもあります。花弁のように見えますが見える部分はほとんど萼片で、本来の花弁は萼片に隠れて僅かに見える程度です。
【トビケラの卵】

オオウバユリのすぐ近くで、頭上にトビケラの卵塊を見つけました。目線の高さよりも高いところにもあるので、気をつけてください。
尾瀬沼周辺ではここ数日、午前中は青空と晴れ間が見られますが、午後になると急に冷たい風が吹き始め、夕方近くは突然の豪雨となっていました。朝の晴天に油断することなく、天気の急変に備えて雨具の準備等をお願いします。
※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと接触しないように、クマ鐘を鳴らして通行するとかクマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
◆秋の特別トークショーのお知らせ
9月14日に歩荷さんをお呼びしてのトークショーを予定しています。参加費は無料です。 詳しくは、こちら<【尾瀬沼ビジターセンターのイベント情報】(歩荷さんトークショー)>をご覧ください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第四弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(三本カラマツ、ハクサンコザクラ、ヤマネ、アサギマダラ)

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