- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.08.18
2025年8月18日-尾瀬沼ビジターセンターより(今週末もイベント盛りだくさんです)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:晴れ
気温 :18.6℃(9時)24.1℃(昨日の最高気温)13.9℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
尾瀬沼上空は、朝から気持ちよく晴れ渡り、目の覚めるような美しい青空が広がっています。
【青空に映えるマルバタケブキとヤナギラン】

青空に浮かぶ雲のなかには、うろこ状のものあり、初秋の空気感をすでに醸し出しています。湿原を吹き抜ける風はからりと爽やかですが、日差しは強く、まだまだ夏の勢力は衰えないようです。
【湿原を行き交うハイカー】

先週はちょうどお盆休みでもあったため、平日にもかかわらず多くの皆さまにご来館いただきました。子どもたちの歓声や、元気に駆けまわる姿があちらこちらで見られました。今日はにぎやかな先週と打って変わり、静かな時間が流れています。これから夏休みの計画を立てる方、日常生活に疲れて癒されたい方、そして静かな尾瀬をじっくり堪能したい方、草紅葉で賑わう前のこの時期はゆっくりと尾瀬を楽しむチャンスですよ。
【イワショウブ】

三本カラマツ付近の湿原に、点々と白い点描を描くイワショウブが見頃を迎えています。このあたりは6月中旬頃、ワタスゲの白い果穂がゆらゆらとなびいていたところです。
【クマイチゴの実】

ビジターセンター付近で、美味しそうな大粒のクマイチゴの実を見つけました。クマイチゴの花期は5月から7月で、実は8月に赤く熟し、生食可能な果実です。尾瀬国立公園内は植物の採取は禁じられていますが、もし、他の場所で口にする機会がありましたらお試しください。クマが出没しそうな山中に生育し、クマが食べそうなことから【熊苺】と名付けられたそうです。
【オヤマリンドウ】

ビジターセンター付近では、オヤマリンドウの花が見られるようになりました。青紫色の落ち着いた花の色が初秋の雰囲気を漂わせています。
【天の川と無数の星 撮影日:令和7年8月15日】

尾瀬沼ビジターセンターでは、8月15日、16日と2日間にわたり星空観察会を開催しました。特に8月15日は天候に恵まれ、夏の大三角形はもちろん、こと座のベガ(織姫星)とわし座のアルタイル(彦星)の間を流れる天の川まで楽しむことができました。そしてこの時期に観測できるペルセウス座流星群の流星が頭上を流れていき、参加者からは大歓声があがりました。尾瀬沼ビジターセンターでは、8月22日、23日に星空観察会を開催します。尾瀬沼周辺にお泊りの際にはぜひご参加ください。そして、8月22日、見晴地区にお泊り予定の方にお知らせします!見晴にてナイトハイクを開催する予定ですので、皆様のご参加をお待ちしています。なお、いずれのイベントも荒天時等には、イベント内容を変更する場合があります。
※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと接触しないように、クマ鐘を鳴らして通行するとかクマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
◆秋の特別トークショーのお知らせ
9月14日に歩荷さんをお呼びしてのトークショーを予定しています。参加費は無料です。 詳しくは、こちら<【尾瀬沼ビジターセンターのイベント情報】(歩荷さんトークショー)>をご覧ください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第四弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(三本カラマツ、ハクサンコザクラ、ヤマネ、アサギマダラ)

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