- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.08.10
2025年8月10日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬沼ビジターセンターの様子)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:雨時々曇り
気温:16.1℃(9時)24.3℃(昨日の最高気温)15.7℃(今日の最低気温)
こんにちは♪
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
夜半から降り出した雨は、現在も柔らかく降り注いで湿原を潤しています。
三連休は雨の中日となりましたが、雨具を着込んで雨音とともに静かで涼やかな尾瀬を散策するのも、また格別です。しっとりとした空気の中で、湿原と一体となれる特別な体験ができるかもしれません。
【雨に満ちる大江湿原】

湿原の保持に水分は欠かせません。土地の持つ保水力によって湿原は保たれ、流れ込む沢などからも水分は供給されますが、やはり空からの恵みの雨によるところは大きいと考えられます。
【雨しずくを纏うヤナギラン】

水分をたっぷりと蓄えたヤナギランは、いつもより色濃く感じられます
【木道脇に佇むヒメシロネ】

大江湿原にひっそりと咲くこのお花は、ヒメシロネといいます。葉腋上部に白い小さなお花をつけ、背も低いためあまり目立ちませんが、お花をよく見るととても可憐です。
【ビジターセンター前のヤマハハコ】

ヤマハハコの白さは草木の中で特に目立ちます。白い花弁のように見えるのは総包片と呼ばれる葉が変化したもので、中央の黄色い部分が花となります。
ではここから、尾瀬沼ビジターセンター内の様子をお見せします。
様々な展示は季節などによって内容をバージョンアップしたり、適宜変更を繰り返します。
【歩荷さん体験コーナー】

当ビジターセンター人気の一つが、この歩荷さん体験コーナーです。空の箱を組んだ背負子を背負ってもらい、記念撮影などされてはいかがでしょうか。重量は約6kgですので、幅広い年齢の方にお楽しみいただけます。
なお、9月14日に当ビジターセンターにおいて、歩荷さんイベントを開催します。歩荷の五十嵐寛明氏と萩原雅人氏のお二人を講師に招いて、「歩荷さんのお仕事」をテーマにトークショーを開きます。19時からの開催となりますので、周辺の山小屋さんにご宿泊の上ご参加ください。
【オコジョ展示】

オコジョの展示も充実しています。実際の剥製を中心にオコジョの説明、尾瀬沼周辺の目撃情報など、オコジョに会いたい方は必見です。
【カウンター後ろの尾瀬沼トピックス】

不定期に更新する、尾瀬での話題をイラスト入りで更新するトピックスです。その時々の周囲での出来事や、お客様に伝えたいことを、管理員が趣向を凝らして手書きで親しみやすく作成しています。
【朝イチ観察会の様子】

土日祝日の朝7時30分から、朝イチ観察会を開催しています。約45分間で参加は無料となっています。
尾瀬の見どころや尾瀬国立公園の概要、周辺の植物の案内や環境問題など、話題は盛りだくさんです。周辺の山小屋さんにお泊まりになった際には、ぜひご利用ください。
尾瀬は山間部のため雨の日も多くあります。雨ならではの湿原の楽しみや、ビジターセンターをご利用になって中の展示などをじっくりお楽しみになってはいかがでしょうか。私ども管理員も、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第四弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(三本カラマツ、ハクサンコザクラ、ヤマネ、アサギマダラ)

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