- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.08.08
2025年8月8日-尾瀬沼ビジターセンターより(ツキノワグマとの共存)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:曇り一時晴れ
気温:16.8℃(9時)24.6℃(昨日の最高気温)14.8℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
今日は青空が顔を出したと思えば雨がぱらつき、曇り空の広がるぐずついた天気です。外を歩くには上着が必要なほど肌寒い気温です。
【大江湿原と三本カラマツ】

湿原を歩く人は少なく、静かな尾瀬を楽しむことができます。立秋を過ぎて、咲いている花の種類もだいぶ秋らしくなってきました。
【ミヤマワレモコウの咲く道】

【ミヤマアキノキリンソウ】

この花が咲くと秋が来たと感じます。
【ミヤマシシウド】
白い花が咲いた後、紫色を帯びた種になってきました。同じ株から咲いているのに、まるで違う色になるのが不思議です。

さて、ここ1週間ほどツキノワグマの目撃情報が続いています。尾瀬沼周辺でクマが目撃されるのは、ミズバショウの実が熟す8月がほとんどです。ミズバショウの実は、クマの食べ物の少ない夏の貴重な食糧となります。クマが食べたミズバショウは、糞に混じって森の中で排出され、やがて新たな場所で芽を出し花を咲かせます。クマは人間にとっては怖い存在ですが、尾瀬にとっては大切な存在なのです。
【クマ鐘を鳴らしましょう】

広い生息地域を必要とするクマのいる森は、豊かな森であるといえます。生物多様性を維持するためにも、私たちはツキノワグマとの共存を目指さなければなりません。人間の不注意でクマとの事故が起きた場合、危険なクマだと判断されれば駆除の対象となる場合があります。私たちにできる対策を行いましょう。
詳しくはツキノワグマとの共存をご覧ください。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第三弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(ヒツジグサ、ヤマネとニッコウキスゲ、ニッコウキスゲ、沼尻)

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