- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.07.29
2025年7月29日-尾瀬沼ビジタセンターより(燧ヶ岳は北海道、東北地方の最高峰!)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:晴れ時々曇り
気温:20.4℃(9時)26.1℃(昨日の最高気温)14.8℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
青空がまぶしい大江湿原のヤナギランの丘(平野長蔵の墓と平野家代々の墓所)のヤナギランが咲き始めました。ヤナギランは下から上へ向かって咲いて行きます。
【大江湿原のヤナギランの丘】


昨日は、燧ヶ岳の巡回に行ってきました。燧ヶ岳は北海道、東北地方の最高峰になり標高は2356mになります。頂上部は、俎嵓(まないたぐら)、柴安嵓(しばやすぐら)、ミノブチ岳、御池岳、赤ナグレ岳の5岳からなり、柴安嵓が最高峰です。
(ここの所ほぼ毎日、お昼ぐらいに雷雲が発生して激しい雨が降り雷が鳴りました。今回の燧ヶ岳巡回は、朝5時に尾瀬沼ビジタセンターを出発してお昼前には御池へ下山しました。早めの行動、ゆとりのある計画で夏山を楽しまれて下さい。)
【燧ヶ岳と長英新道入り口】


まずは長蔵小屋さんの裏手にあるビュースポットでこれから登る燧ヶ岳を望んで、長英新道登山口から出発しました。
【2合目と3合目の様子】


2合目と3合目までは、なだらかな樹林帯の中を歩きます。傾斜が緩やかなので、ぬかるみも多くなります。
【4合目の様子】


4合目からは樹林が開けた場所に出て、眼下に尾瀬沼が広がります。
【6合目の様子】


6合目には開けた場所があり、マルバダケブキの黄色い群落があります。
【ミノブチ岳周辺の様子】


急坂を上るとミノブチ岳に出ます。展望が一気に開け眼下に広がる尾瀬沼、彼方には日光連山、背後にそびえる俎嵓、御池岳、会津駒ケ岳が望めます。
【眼下の沼尻平と背後の御池岳と俎嵓】


沼尻の木道を歩く人々や、池塘、休憩所や公衆トイレが小さく見えて可愛らしいですね。俎嵓を登る人の姿も見えました。
【会津駒ケ岳と8合目の様子】


8合目の標識の前は、ぬかるんでいますので注意して通りましょう。俎嵓が目の前に迫ってきました。
【俎嵓山頂から望む尾瀬ヶ原と尾瀬沼】


俎嵓からは、360度の眺望が得られます。先ほど登ってきたミノブチ岳も望めました。ここからは御池へ下山しました。
【御池登山道8合目周辺の様子】


8合目には、足の取られやすいザレ場とガレ場がありますので慎重に足を運びましょう。
【熊沢田代越しの会津駒ケ岳と燧ヶ岳】


熊沢田代は、広大な傾斜湿原で鞍部に2つの池塘があり休憩を取れるベンチがあります。振り返ると先程までいた俎嵓山頂付近が望めました。
【熊沢田代から望む景鶴山】



燧ヶ岳の右下に小さく景鶴山が望めました。わかりやすく拡大して見ました。
【広沢田代の様子】


広沢田代は、風に吹かれて飛んで行くワタスゲの白い果穂と、キンコウカの黄色い花に染まっていました。
ぜひ皆さんも尾瀬国立公園にいらして毎日変わっていく風景や風を感じてみてはいかがでしょうか。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第三弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(ヒツジグサ、ヤマネとニッコウキスゲ、ニッコウキスゲ、沼尻)

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