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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2025.07.28

2025年7月28日-尾瀬沼ビジターセンターより(色彩豊かなお花たち)

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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================

■天気:晴れのち曇り

気温:19.8℃(9時)24.6℃(昨日の最高気温)14.9℃(今日の最低気温)

こんにちは♪
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

本日は早朝から快晴で、時折吹く柔らかい風が行き来する方々に涼をもたらしてくれています。
しかし日差しはとても強く、じりじりと体を照らされながら歩くと汗が流れ続けます。
十分に水分を摂って、尾瀬をお楽しみください。

【大江湿原】

快晴の大江湿原では草花が生い茂り、とても多様な花を咲かせています。とても目立つ赤系のお花から、黄緑色の背景に溶け込むようなお花まで、木道脇をよく見ていると様々な発見があります。

【朝日を浴びるコオニユリ】

いま大江湿原でもっとも目立つお花の一つが、このコオニユリです。ユリの中では比較的小ぶりなお花ですが、その鮮やかな黄赤色の大きな花弁と特徴的な香りのため、大江湿原では強い存在感を放っています。

【ニッコウキスゲ】

ずいぶん数は減りましたが、ニッコウキスゲもいくつか姿を見ることができます。木道沿いに綺麗な形のニッコウキスゲを見つけると、多くの方がシャッターを押していました。

【朝露に濡れたコバギボウシ】

いま大江湿原でもっとも多いお花の一つが、このコバギボウシです。開いているものから蕾のものまで、たくさん見られます。

【ノアザミとヒョウモンチョウ】

尾瀬沼周辺にたくさん咲いたノアザミも、徐々に数を減らしてきました。
日本のアザミのほとんどが夏から秋にかけて花を咲かせる中で、春から夏に咲くのはこのノアザミだけです。赤紫色をしたこの花は、昆虫などに花粉を運んでもらうため、花に触れると芯が動き花粉を溢れさせます。
名前の由来は、葉に鋭いトゲがあり、アザム(傷つけるの意)が転訛して野にあるアザミとなったと言われています。

【テングノコヅチ】

ここから少し林内に入ってみましょう。木道脇の地面に這うように咲いているこのお花はテングノコヅチです。リンドウの仲間になり、ツルリンドウと非常によく似ています。

【オオレイジンソウ】

オオレイジンソウは森林内のやや湿ったところや、沢沿いなどに見られます。特徴は変わった形のお花で、名前の由来ともなっている「雅楽の奏者である伶人(れいじん)が被る冠に似ている」ところから来ています。

【オヒルムシロ】

尾瀬沼に流れ込む沢にあるこの植物はオヒルムシロといいます。よく見るとお花が立っているのがわかりますが、非常に地味でありよく見ないと見逃してしまいそうになります。

ニッコウキスゲなどの尾瀬を代表するお花は間もなく終わりを迎えますが、お花の季節はまだまだ続きます。湿原や森林内などで、様々なお花を探してみてください。

※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。

【アクセス】
※沼山峠口
 御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
 大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第三弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(ヒツジグサ、ヤマネとニッコウキスゲ、ニッコウキスゲ、沼尻)

尾瀬沼ビジターセンター

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