- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.07.25
2025年7月25日-山の鼻ビジターセンター(山ノ鼻の様子)
============================================================
お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
〇研究見本園の一部を閉鎖しています。
○長沢新道は長沢橋の破損、八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【注意】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
○赤田代公衆トイレ、富士見峠公衆トイレは故障のため使用できません。
============================================================
■天気:晴れ
気温:32.9℃(最高気温)14.3℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。このところ真夏らしいお天気が続いています。
本日は、山ノ鼻周辺の様子をお伝えします。
【朝涼の湿原】

今朝は東雲の空が薄紅色に染まり、湿原が目覚めました。凛とした空気に包まれています。

至仏山は、朝日を受けてモルゲンロートとなっていました。今日も晴天を予感させます。

朝日を浴びて湿原が輝き始めます。




朝露をまとった花たちも夜明けを喜んでいるかのようでした。トンボも朝露を乾かし目覚めようとしていました。
【真夏を感じさせる花たち】




夏空の下、新たな花のバトンをもらった植物たちが咲き出しています。


ナンバンハコベは、その名が示す通り異国風(南蛮風)の形をしています。
オオマルバノホロシには実がなりはじめています。この後、実は赤く色づいていきます。
【ミサイルの正体:オオウバユリ】





芽吹きの時から次第に存在感が増してくるのがオオウバユリです。地面から真っすぐ垂直に伸びてくる蕾が次第に分解し、縦につながる花になっていきます。ちょうど今、その変化の段階が山ノ鼻のあちらこちらで観察できます。
真っすぐ空に向かって伸びるミサイルのような蕾を見ていると、オオウバユリの力強さを感じます。
【新しい命】


まだ成虫になったばかりのコエゾゼミを見ることができました。成虫の下の方をみると、幼虫の抜け殻がありました。長い間、地中でこの夏を待ち続け、ようやく地上に出てきました。尾瀬のこの夏を謳歌してもらいたいですね。
尾瀬は山間地です。寒暖差が大きいため、防寒着を用意するとともに熱中症に注意していただき、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また、午後になると天気が急変し雷雨になることがあります。必ずレインウェアを持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。
============================================================
ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存
ツキノワグマによるミズバショウの実の採食が活発になってきました。
特に、山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園の一部を一時閉鎖することとなりました。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなります。16:00以降の研究見本園の散策は、控えていただきますようお願いいたします。

============================================================
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
============================================================
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
明日7月26日より、缶バッチ2025年「第三弾」「尾瀬 夏本番」を開始します。
第二弾は、なくなり次第終了となります。
(至仏山、燧ケ岳、ヒツジグサ)

尾瀬山の鼻ビジターセンター 新倉











