- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.07.22
2025年7月22日-尾瀬沼ビジターセンターより(花と昆虫とともに)
=============================================================
尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:晴れのち曇り
気温:19.1℃(9時)25.0℃(昨日の最高気温)12.0℃(今日の最低気温)
こんにちは♪
当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ここ数日、朝から日中は快晴で夕方になると強い雷雨が発生し、その繰り返しのせいか草花がよく育ってきています。
早朝は朝露や前日の雨露でズボンの裾が濡れることがあるかもしれません。
また、朝のうちは木道が湿っている部分もあるかと思いますので、滑っての転倒にお気をつけ下さい。
【大江湿原(土塁跡付近)】

そんな尾瀬沼では、大江湿原でニッコウキスゲの数は少しずつ減っていますがまだまだ見られます。
また、見どころはどんどん移り変わり、新しいお花も姿を現してきています。
【ミズギクの蕾】

ミズギクが咲いてきました。開いているお花は木道からやや遠かったため、すぐ近くの蕾を撮影しました。数多く見られますので、今後とても期待できます。
【コオニユリとニッコウキスゲ】

こちらはコオニユリとニッコウキスゲの競演です。どちらも大変色鮮やかであり、花弁も大きいためとても目立ちます。朝露に濡れた姿は、しっとりとしてとても美しいです。
【咲き始めたヤナギラン】

ヤナギランの蕾が開き始めました。一つ一つのお花は小さいですが、一つの株に多数のお花をつけ、すっくと立つその姿はとても堂々としています。
【ミヤマクワガタ】

見どころはお花ばかりではありません。
昨日とても立派なミヤマクワガタを見かけました。足元の注意ももちろん大事ですが、時として樹上に注意を向けると意外な生き物の姿をとらえることができます。
他にも様々な昆虫がおり、その生態をわたしたちに見せてくれます。
【イトトンボを捕らえるカオジロトンボ】

イトトンボを捕まえ食べようとしているカオジロトンボです。その足でしっかりと押さえつけ逃がしません。トンボは基本的に肉食であり、様々な昆虫をその足でカゴのように組んで抱え込みます。
【ヤブキリ】

大きくなったヤブキリを見かけるようになりました。今シーズンはまだ鳴き声は聞いていませんが、近いうちに様々な声を聞かせてくれることでしょう
夏休みに入ったのか、家族連れや子どもたちの姿を多くみるようになりました。お子さんによってはお花などの植物よりも、昆虫のほうが興味が強いかもしれません。尾瀬の自然の中で多くの植物と、それに寄り添って生きる昆虫たちの姿を、みなさんもご覧になってはいかがでしょうか。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第三弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(ヒツジグサ、ヤマネとニッコウキスゲ、ニッコウキスゲ、沼尻)

尾瀬沼ビジターセンター











