- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2024.10.30
2024年10月30日-尾瀬沼ビジターセンターより(寂寥たる尾瀬沼)
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2024年の尾瀬シーズンも、あとわずかとなりました。尾瀬周辺のアクセス、各施設の営業終了(閉鎖)予定、尾瀬ヶ原の橋板撤去予定などについては、こちらの「2024年シーズンオフ関連情報」でご確認ください。
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■天気:曇り時々雨
■気温:9.9℃(9時)12.7℃(昨日の最高気温)6.8℃(今日の最低気温)
こんにちは♪
昨夜から明け方まで雨が降り続け、湿り気を帯びた空気が周辺を覆っています。
今は大江湿原を歩く人の姿も見えず、時折聞こえるのは鳥やシカの声だけという、とても静かな尾瀬沼です。
【大江湿原】
大江湿原の草紅葉は、最初は赤味が強く、それから徐々に色が抜けて現在のような枯草色になってきます。どの草紅葉の色が好きかは好みが分かれるところですが、この時期の大江湿原の色を見ることができるのは、ごく限られた人になります。
【虹と三本カラマツ】
時折弱い雨が降ったり、急に晴れ間が見えたりする不安定な天気の中、大江湿原に虹が架かりました。
自然の織りなす絶景に、しばし目を奪われました。
【ツルコケモモの実】
大江湿原を歩いていて、木道脇に真っ赤なツルコケモモの実を見つけました。現在の湿原で見つけることができる数少ない赤い実です。
【オオウバユリの種子】
オオウバユリの実が開き、こぼれ落ちそうになっています。来年は、この見事な花がどこで咲いてくれるのか楽しみです。
【現在の尾瀬沼ビジターセンター外観】
当ビジターセンターは明日で今シーズン閉館となります。少しずつ閉館に向けての準備を始め、雪囲いの板を周囲に設置しました。
【ビジターセンターの展示 歩荷さん体験コーナー】
今年は「歩荷さん体験コーナー」を設置しました。お客様には大変好評で、多くの方に体験していただけました。体験ということで、箱の中身は空となっています。ご来館の際には、記念撮影にどうぞご利用ください。
【ビジターセンターの展示 ニホンジカ対策】
今年は様々なタペストリーの展示を展開しました。
また、この他にも展示を数多くリニューアルし、登山道情報や、大江湿原の情報、お花や生き物など、ご来館される方によりわかりやすく情報発信をしています。来年度以降も、随時更新できればと考えていますので、多くの方のご来館を心よりお待ちしております。
尾瀬沼地区の山小屋は営業終了しています。売店、喫茶等も終了していますので、ご注意ください。これからおいでになる方は、防寒対策の他に、飲み物と食べ物をご準備ください。
なお尾瀬沼ビジターセンターは、10月31日まで開館しており、皆さまのおいでをお待ちしています。
<ご注意>
◆ツキノワグマにご注意ください。出会い頭の事故にならないようにクマ鈴の携行などの安全対策をお願いします。
◆登山道には古くなって破損した木道や階段があります。割れたり、傾いたりしていますので気をつけて歩きましょう。
<お知らせ>
10月1日より会津バス沼山峠行きの発着が、「会津高原尾瀬口」から「会津田島」へと変更となりました。詳しくはこちら(外部リンク)をご覧ください。合わせて御池~沼山峠間シャトルバスの運行時間も変更となります。詳しくはこちら(外部リンク)をご覧ください。
<ご案内>
◆自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」
午前9時からと昼12時30分から、毎日2回開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第四弾」はこれまで好評だったオコジョに加えて、尾瀬沼の秋シリーズです。(三本カラマツ、木々の紅葉、エゾリンドウ、燧ヶ岳)
尾瀬沼ビジターセンター