- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2024.10.20
2024年10月20日-尾瀬沼ビジターセンターより(大清水の紅葉)
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2024年の尾瀬シーズンも、あとわずかとなりました。尾瀬周辺のアクセス、各施設の営業終了(閉鎖)予定、尾瀬ヶ原の橋板撤去予定などについては、こちらの「2024年シーズンオフ関連情報」でご確認ください。
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■天気:曇りのち晴れ
■気温:1.1℃(9時)16.7℃(昨日の最高気温)0.5℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
昨日に比べて急激に冷え込み、時折雪のような氷の粒がちらつく朝を迎えた尾瀬沼周辺です。尾瀬沼ビジターセンター周辺の笹も白い氷の粒に覆われていました。
【凍てつく笹】
【霧氷を纏う山々】
尾瀬沼周辺の山々には霧氷をまとった木々の姿を見ることができました。昼を過ぎても山肌は白いままで、山頂付近がいかに冷え込んでいるかが容易に想像がつきます。
さて、紅葉は尾瀬沼周辺から少しずつ麓へと降りているようです。本日は大清水・一ノ瀬方面の紅葉の様子をご紹介します。(写真撮影日:10月19日)
【大清水の紅葉】
大清水周辺の木々は日を追うごとに色づき、まもなくピークを迎えるでしょう。遠くの山の上の方から少しずつ紅葉が降りてきている様子がうかがえます。
【大清水湿原の様子】
大清水湿原の木々は湿原という特殊な環境の影響か、森の中に比べてかなり早く紅葉が進んでいます。オオモミジは葉によって色づき方が異なり、鮮やかなグラデーションを見せていました。ツタウルシの葉は森の中でいち早く真っ赤に色づき、雨水で艶々と輝いていました。なおツタウルシの葉はかぶれる恐れがあるので、触らないようご注意ください。数年かけて花を咲かせ一生に一度しか実をつけないと言われるオオウバユリも黒く色づいた実を開き始めていました。
【渓流と紅葉】
一ノ瀬から尾瀬沼への登山道では、渓流と紅葉が作り出す景色をお楽しみいただけます。真っ赤に色づくハウチワカエデ、鮮やかなオレンジ色のブナの葉、少し色が抜け落ちたような薄緑色のコシアブラ、雨水を含み甘い香りを漂わせる落ち葉。足から伝わる落ち葉の感触。秋の森の魅力は様々です。
尾瀬沼周辺は非常に冷え込みます。必ず防寒着をお持ちください。また、16時を過ぎると森の中は真っ暗になります。体調と相談しながら決して無理をされないで、健康と安全に気をつけて尾瀬にお越しください。
<ご注意>
◆ツキノワグマにご注意ください。出会い頭の事故にならないようにクマ鈴の携行などの安全対策をお願いします。
◆登山道には古くなって破損した木道や階段があります。割れたり、傾いたりしていますので気をつけて歩きましょう。
<お知らせ>
◎10月1日より会津バス沼山峠行きの発着が、「会津高原尾瀬口」から「会津田島」へと変更となりました。詳しくはこちら(外部リンク)をご覧ください。合わせて御池~沼山峠間シャトルバスの運行時間も変更となります。詳しくはこちら(外部リンク)をご覧ください。
◎三条ノ滝園地について、老朽化した展望台の改修工事が始まっています。詳細につきましては、三条ノ滝園地通行止めのお知らせ をご参照ください。
◎富士見峠の公衆トイレは故障のためご利用できません、ご注意ください。
<ご案内>
◆「尾瀬からのお便り」
「尾瀬からのお便り」イベントを行っています。窓口でハガキ、切手等を準備しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からお便り」を出してみてはいかがでしょうか。
◆見晴地区イベントは、今期は終了しました。
◆イベントの予定は、【尾瀬沼ビジターセンターのイベント情報】(8月~10月)をご確認ください。
◆自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」
午前9時からと昼12時30分から、毎日2回開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
◆「夜のスライドショー」
今期は終了いたしました。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第四弾」はこれまで好評だったオコジョに加えて、尾瀬沼の秋シリーズです。(三本カラマツ、木々の紅葉、エゾリンドウ、燧ヶ岳)
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