- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2024.07.23
2024年7月23日-山の鼻ビジターセンターより(山ノ鼻周辺の様子)
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尾瀬にお出かけの際には、2024(令和6)年シーズンについての確認をお願いします。============================================================
■天気:晴れ
■気温:34.2℃(最高気温)14.2℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今朝の山ノ鼻は靄が立ち込める中、明るい朝日が差し込むさわやかな1日でスタートしました。
本日は山ノ鼻周辺の様子をお伝えします。
【トモエソウとともに白い虹】
今朝は朝靄がかかり、尾瀬ヶ原入口で至仏山を大きく囲む白い虹を見ることができました。
【山ノ鼻から尾瀬ヶ原入口付近】
早朝から尾瀬ヶ原に向かう登山者。「うっわー尾瀬だねー」という歓声が聞こえてきました。真正面に燧ヶ岳が見えます。
【研究見本園】
右の入口(東)から入るとコオニユリ(朱色)がたくさん咲いています。コバギボウシ(紫)ミズチドリ(白)の群生も見られます。
【ビジターセンター付近で咲く花】
ゲンノショウコの花は直径1.2~1.5cmです。実は熟すと五裂して種子を弾き飛ばします。
ナンバンハコベは多年草で、茎は1m以上にもなり他の植物によりかかるように生育します。独特の花の形から異国風という意味で「南蛮」と名付けられたようですが、外来種ではありません。
【ヘイケボタル】
山ノ鼻地区では、山小屋さんの前あたりでヘイケボタルが見られるようになりました。時を忘れるくらい、あちこちと舞う小さな光を目で追いかけてしまいました。
日没後の散策は、木道の踏み外しやクマとの接触などを避けるため、懐中電灯やクマ鈴などの装備を確認して安全にお楽しみください。
【お知らせ】
◎三条ノ滝園地について、老朽化した展望台の改修工事を予定しています。
詳細につきましては、三条ノ滝園地通行止めのお知らせ をご参照ください。
◎富士見峠の公衆トイレは、故障のためご利用できません。ご注意ください。
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ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存
ツキノワグマによるミズバショウの実の採食が活発になってきました。
特に、山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園の一部を一時閉鎖することとなりました。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなります。17:00~6:00の間の研究見本園の散策は、控えていただきますようお願いいたします。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付、募金、協力金等をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2024年「第二弾」は夏の尾瀬シリーズです。
(ニッコウキスゲ、ワタスゲ、カキツバタ、レンゲツツジ)
尾瀬山の鼻ビジターセンター 渡辺