- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2024.07.01
2024年7月1日-尾瀬沼ビジターセンターより(緑と枯れ色のコントラスト)
============================================================
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。現在、尾瀬沼周辺の売店は営業していない日もあります。(昼食営業は一部のみ)自動販売機もありませんので、食べ物や飲み物をご持参をおすすめします。
お出かけの際には、2024(令和6)年シーズンについての確認をお願いします。============================================================
■天気:雨のち曇り
■気温:20.1℃(9時)23.4℃(昨日の最高気温)18.6℃(今日の最低気温)
「昨夜からの雨が降りしきり風も吹いています。大江湿原の尾瀬の看板周辺には、7月のお花の主役のニッコウキスゲの蕾が大きく膨らんできています。お花のバトンリレーが次の走者へ進んでいます。」
ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
今朝は雨が降りしきっていて風も吹いていますが、気温は20度くらいなのでそんなに寒くはないです。
人影のほとんど見られない静かな尾瀬沼の朝です。さてお問い合わせの多いニッコウキスゲの様子です。
【ニッコウキスゲの様子】
いかがでしょうか?大江湿原の尾瀬の看板周辺のニッコウキスゲの様子です。咲き始めたお花もありますが、蕾がたくさん見られるので、これからが楽しみですね!
【数十年に一度しか開花しないササの花の実(黒い棒状に見える部分)】
秋口でも緑色の葉を見せてくれていたササの葉の枯れている様子が多く見られます。緑色が増していく自然の中で、ササがこんなに枯れているのは初めて見ました。ササの花の実を確認したので昨年、開花したのではないでしょうか。緑の中の枯れ色のコントラストが美しいですね。ちなみに花言葉は「ささやかな幸せ」です。(ササは一生に一度しか開花せず、地下茎で繋がっているため一斉開花し種をつけて、一斉に枯死すると言われています。開花が見られるのは数十年に一度だそうです。)
【ササ枯れの様子(尾瀬の看板付近)】
【ササ枯れの様子(第1大江橋付近)】
【カラマツソウ】
雨の中、カラマツソウのお花がしっとりと濡れていて活き活きと輝いていました。
ぜひ皆さんも尾瀬国立公園にいらして毎日変わっていく風景や風を感じてみてはいかがでしょうか。
<ご注意>
◆登山道には古くなって破損した木道や階段があります。割れたり、傾いたりしていますので気をつけて歩きましょう。
◆会津沼田街道(沼山峠~七入)では倒木や橋が流されている場所がありますので、通行の際には事前に確認をお願いします。
◆燧ヶ岳御池登山道(御池~俎嵓)では倒木で通行しにくくなっている場所があります。また、8合目付近の急斜面では例年通り残雪があり滑落防止に注意が必要です。
<お知らせ>
◎三平下および富士見峠の公衆トイレが故障のためご利用できません、ご注意ください。
<ご案内>
◆「尾瀬からのお便り」
今年も「尾瀬からのお便り」イベントを始めました。窓口でハガキ、切手等を準備しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からお便り」を出してみてはいかがでしょうか。
◆自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」
午前9時からと昼12時30分から、毎日2回開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
◆「夜のスライドショー」
金曜、土曜及び祝前日に宿泊者向けのイベントとして夜19時からスライドショーを開催しています。参加費は無料です。
※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問い合わせください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第二弾」は「第一弾」で好評だったオコジョに加えて、尾瀬沼の初夏シリーズです。(三本カラマツ白虹・ヤマネ・サンカヨウ・タテヤマリンドウ)
尾瀬沼ビジターセンター