- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2024.06.29
2024年6月29日-尾瀬沼ビジターセンターより(梅雨の晴れ間)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。現在、尾瀬沼周辺の売店は営業していない日もあります。(昼食営業は一部のみ)自動販売機もありませんので、食べ物や飲み物をご持参をおすすめします。
お出かけの際には、2024(令和6)年シーズンについての確認をお願いします。============================================================
■天気:晴れ
■気温:17.3℃(9時)15.1℃(昨日の最高気温)11.6℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
昨夜まで降っていた雨がやみ、今朝はすっきりと晴れ上がった青空に、燧ケ岳がくっきりと映えていました。湿原には朝露で輝く植物に蝶や他の虫たちがやってきます。水辺には水鳥や魚が生き生きと泳ぎ、命の輝きを見せてくれます。
【今朝の燧ケ岳】
7時半ころビジターセンターの望遠鏡を覗くと、俎嵓(まないたぐら)の頂上に立っている方が見えました。こんな晴天に登山できた方は、幸運ですね。
さてお問い合わせの多いニッコウキスゲの開花状況ですが、まだ大部分はつぼみです。つぼみの色は日に日に黄色がかってきています。これからの気温や天候にもよりますが、7月の中旬ごろには見頃を迎えるのではないでしょうか。
【ニッコウキスゲの様子】
【風に舞うワタスゲの種】
小淵沢田代の分岐のベンチから橋を渡ってほんの少し進んだだけで、風に揺れるたくさんのワタスゲに出会えます。沼山峠から湿原に出ると一つ目のベンチですので、ひと休みのついでにぜひ寄り道してみてください。
【アオハムシダマシ】
花を探していたら、こんな虫を見つけました。金緑色に輝くアオハムシダマシです。大きさは小指の爪よりも小さいのですが、色がきれいなので目立ちます。花の蜜をなめる虫ですが、朝露をなめていたのでしょうか。
沼尻川にかかる橋から静かに下を覗くと、20㎝ほどのイワナが泳いでいました。橋を渡るとき、手前から足音を立てずに静かに近付くと、イワナやアブラハヤなどの魚を観察できますので試してみてください。
【イワナ】
尾瀬沼は標高が1,650mあります。蒸し暑い梅雨の時期ですが、朝晩はまだ肌寒く感じます。また、日差しが強い日は太陽をさえぎるものがないので暑く感じます。脱ぎ着のできる服装と帽子、履き慣れた運動靴、日焼け止め、レインウェアなどの準備を整えていらしてください。
<ご注意>
◆登山道には古くなって破損した木道や階段があります。割れたり、傾いたりしていますので気をつけて歩きましょう。
◆会津沼田街道(沼山峠~七入)では倒木や橋が流されている場所がありますので、通行の際には事前に確認をお願いします。
◆燧ヶ岳御池登山道(御池~俎嵓)では倒木で通行しにくくなっている場所があります。また、8合目付近の急斜面では例年通り残雪があり滑落防止に注意が必要です。
<お知らせ>
◎三平下および富士見峠の公衆トイレが故障のためご利用できません、ご注意ください。
<ご案内>
◆「尾瀬からのお便り」
今年も「尾瀬からのお便り」イベントを始めました。窓口でハガキ、切手等を準備しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からお便り」を出してみてはいかがでしょうか。
◆自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」
午前9時からと昼12時30分から、毎日2回開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
◆「夜のスライドショー」
金曜、土曜及び祝前日に宿泊者向けのイベントとして夜19時からスライドショーを開催しています。参加費は無料です。
※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問い合わせください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第二弾」は「第一弾」で好評だったオコジョに加えて、尾瀬沼の初夏シリーズです。(三本カラマツ白虹・ヤマネ・サンカヨウ・タテヤマリンドウ)
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