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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。現在、尾瀬沼周辺の売店は営業しておりません。（昼食営業は一部のみ）自動販売機もありませんので、食べ物や飲み物をご持参下さるようお願い致します。
お出かけの際には、2024（令和６）年シーズンについての確認をお願いします。============================================================

■天気：晴れ
■気温：14.3℃（9時）12.9℃（昨日の最高気温）5.9℃（今日の最低気温）

ブログをご覧のみなさま、こんにちは。昨日の雨から一転、尾瀬沼周辺は青空が広がっています。

【キセキレイ】

鳥たちも青空の中、たくさん姿を見せてくれました。ビジターセンター付近ではキセキレイやイワツバメが飛び交い、大江湿原ではホオアカが高らかにさえずる姿が見えていました。遠くからはカッコウやホトトギス、夕方になればオオジシギやアカハラの鳴き声も聞こえてくる、そんな賑やかな尾瀬沼周辺です。

【今朝の釜ッ堀湿原】

【コバイケイソウの蕾】

釜ッ堀湿原ではコバイケイソウの花芽が見られる様になりました。コバイケイソウは年によって花を多くつける年とそうではない年があります。今年はどうなるか、今後に期待です。今朝はよく冷えたためか、花芽や葉にはびっしりと朝露が見られました。コバイケイソウの他にも多くのお花が朝露とともに美しい光景を作り出していました。本日は、そんな朝露が作り出す景色をお送りします。

【オオバタチツボスミレ】

大江湿原ではオオバタチツボスミレと朝露が美しい様相を見せていました。ミズバショウのシーズンからニッコウキスゲのシーズンの間、尾瀬は少しだけ静かになりますが、スミレ類が湿原内を彩り、主役は自分達だと言わんばかりに花を大きく広げていました。

【レンゲツツジの蕾】

膨らみ始めたレンゲツツジの蕾にも朝露がびっしりと見られました。昨年は6月末の遅霜の影響でレンゲツツジのお花はほとんど見られなかったので、今年はなんとか見たいものです。

【コメツガの新芽】

朝露に彩られるのはお花だけではありません。コメツガの新芽も朝露に彩られていました。日本の伝統色では「白緑（びゃくろく）」という色が一番近いでしょうか。葉が成熟する前の今の季節限定の色合いと、気温が上昇する前の朝だけ限定で見られる朝露と、2つの限定が織りなす光景が見られる、そんな特別な時間を過ごせる尾瀬沼の朝でした。

＜ご注意＞

◆会津沼田街道（沼山峠～七入）では倒木や橋が流されている場所がありますので、通行の際には事前に確認をお願いします。

◆燧ヶ岳御池登山道（御池～俎嵓）では倒木で通行しにくくなっている場所があります。また、６合目以上では例年通り残雪があり、数カ所の雪渓のトラバース、急斜面の雪渓の登下降があり、滑落防止に注意が必要です。

＜お知らせ＞

◎大清水～一ノ瀬間の低公害車両の運行が、６月１５日（土曜日）から運行開始となりました。
◎至仏山開山日が例年より一週間早まり、６月２２日（土曜日）から入山できます。

◎三平下および富士見峠の公衆トイレが故障のためご利用できません、ご注意ください。

＜ご案内＞

◆「尾瀬からのお便り」

今年も「尾瀬からのお便り」イベントを始めました。窓口でハガキ、切手等を準備しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からお便り」を出してみてはいかがでしょうか。

◆見晴地区で行う夜のイベント

14日は、見晴休憩所でのスライドショーに多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。次回は、6月21日（金）です。みなさんのお越しをお待ちしております。

◆自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」
　午前9時からと昼12時30分から、毎日2回開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください（雨でも開催しています）。

◆「夜のスライドショー」
　金曜、土曜及び祝前日に宿泊者向けのイベントとして夜19時からスライドショーを開催しています。参加費は無料です。

※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問い合わせください。
電話：090－8137－6006（7：30～16：00）

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第二弾」は「第一弾」で好評だったオコジョに加えて、尾瀬沼の初夏シリーズです。（三本カラマツ白虹・ヤマネ・サンカヨウ・タテヤマリンドウ）

尾瀬沼ビジターセンター