- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2024.05.24
2024年5月24日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬をまるごと楽しもう)
============================================================
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2024(令和6)年シーズンについての確認をお願いします。============================================================
■天気:晴れのち曇り
■気温:14.2℃(9時)22.2℃(昨日の最高気温)4.0℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
今朝は青空に薄い雲がかかっている程度でしたが、午後から白い雲が燧ヶ岳を包み込んでいます。大江湿原では、ハイカーの方が足を止めて、木道沿いに咲くミズバショウを楽しんでおられました。
【大江湿原からのぞんだ燧ヶ岳とミズバショウ】
尾瀬沼からのぞむ燧ヶ岳の雪形は、日に日に薄くなっているように感じます。しかし、山頂付近には雪が多く残っているため、登山の際にはアイゼンやストックなどの装備が必要です。詳細は、2024年5月22日-燧ヶ岳の様子をご覧ください。ナデッ窪ルートは雪崩・滑落等の危険があるため、残雪期の登山を控え、他のルートでの登山をご検討ください。
【夕焼けに染まる尾瀬沼とミズバショウ】
昨日19時頃、尾瀬沼周辺が青やピンクオレンジのグラデーションに包まれました。このように心を奪われるような夕焼けや、満天の星、朝靄に包まれる光景は尾瀬に宿泊するからこそ味わうことができます。尾瀬に宿泊して、刻々と移り変わる尾瀬の風景をまるごと楽しんでみませんか?なお、尾瀬の山小屋は「予約制」となっておりますので、尾瀬での宿泊を希望される方は、事前に予約をお願いします。
最後に、現在、尾瀬沼ビジターセンター周辺でみられる花について紹介します。
【シラネアオイ】
名前の由来は、日光白根山に多くみられ、花がタチアオイに似ていることからきているそうです。
【タケシマラン】
林内でみられるユリ科の多年草です。花は5ミリほどの小ささのため、じっくり観察してさがしてみましょう。
【サンリンソウ】
林内の沢沿いによくみられます。花はニリンソウと似ており、隣り合って咲いていることが多いため、一見区別が難しいですが、この画像の茎と葉に注目してください!。茎から出た葉に柄(葉柄)があるのはサンリンソウ、葉が茎から直接出る(葉柄がない)のがニリンソウ、と区別することができます。
<ご案内>
◆尾瀬沼ビジターセンターでは、毎日9時からと12時30分からの2回、自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」を開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問い合わせください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
お待ちしています。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第一弾」は尾瀬沼の早春シリーズです。(ミズバショウ・オコジョ)
尾瀬沼ビジターセンター