- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2024.05.21
2024年5月21日-尾瀬沼ビジターセンターより(今日の尾瀬沼)
============================================================
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2024(令和6)年シーズンについての確認をお願いします。============================================================
■天気:曇りのち晴れ
■気温:8.3℃(9時)17.6℃(昨日の最高気温)7.6℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは
尾瀬沼では朝は小雨模様で冷え込みましたが、午前中には雨もあがり晴れてきました。本日、福島県檜枝岐村の御池で第44回尾瀬山開きが行われ、多くのお客様にお越しいただきました。
尾瀬では、いろいろな鳥達の囀りが聞こえてきますが、カッコウの鳴き声はのどかで癒やされますね。
湿原も徐々にギョウジャニンニクやゴゼンタチバナ、ニッコウキスゲなどが伸びてきて緑鮮やかになってきました。木道沿いには、ピンクのショウジョウバカマや黄色のリュウキンカが咲いていますので、探してくださいね。
【釜ッ堀湿原】
尾瀬沼で真っ先に咲き始めた釜ッ堀湿原のミズバショウは、葉が大きく成長してきました。バショウに似たこの大きな葉は、1m以上の大きさになるものもあります。
大江湿原では、毎日新しいミズバショウが芽生えて見頃を迎えております。
【大江湿原】
今朝は、大江湿原の木道が泥で汚されている所がありました。また、葉や白い苞が食いちぎられていたり、踏み倒されたりしているミズバショウも見かけました。
さて、これは何の仕業でしょう?
木道の左側にはシカが、体表に付いているダニなどの寄生虫や汚れを落とすために泥を浴びたぬた場の跡がありました。(イノシシやシカが横になり転がりながら全身に泥を塗る様子から、苦しみあがくという意味の「ぬたうちまわる」の言葉が生まれたそうです。)
食いちぎられたミズバショウの近くには、シカの足跡が!
そうなんです。これらはシカの犯行だったのです。尾瀬にはシカの大好物のニッコウキスゲなどおいしい植物がたくさんあるため、毎年、植生保護柵や防御ネットなどが設置されます。
“お願い!シカさん、湿原を荒らさないで~”
※湿原では遮るものがないため、風や日光にさらされます。天気予報を確認して、防寒対策や日焼け対策をしてお越しください。
尾瀬沼周辺では、まだ売店の営業が始まっていませんので、ご注意ください。自動販売機もありません。現在、尾瀬沼周辺で昼食がとれるところは、長蔵小屋玄関前のやまね食堂(11:00~13:00)のみとなっています。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第一弾」は尾瀬沼の早春シリーズです。(ミズバショウ・オコジョ)
尾瀬沼ビジターセンター