- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2023.10.21
2023年10月21日-尾瀬沼ビジターセンターより(会津駒ヶ岳の様子)
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〇既に今年度の営業を終了した山小屋が多く、食事や休憩のできる場所が限られます。尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年シーズンオフ関連情報」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
〇【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
〇10月16日に三条ノ滝展望台の手すりが撤去され、三条ノ滝は冬期通行止めとなりました。詳しくはこちらをご覧ください。
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■天気:曇りのち雨
■気温:3.9℃(9時)14.8℃(昨日の最高気温)2.5℃(今日の最低気温)
こんにちは。
みぞれが混じる雨が降っていたのにもかかわらず、突然、青空が顔をのぞかせるといった不安定な天候の尾瀬沼です。大江湿原を吹き抜ける風は冷たく、じっとしていると指先から冷えてきます。
【三本カラマツ周辺】
雲の切れ間から光が差し込むと、黄葉した三本カラマツや草紅葉が黄金色に輝いていました。
【燧ヶ岳にうっすらと積もった雪】
青空が広がると、燧ヶ岳の中腹あたりにうっすらと雪が降り積もっていることが確認できました。尾瀬沼周辺では雨またはみぞれが降っていましたが、標高が上がるにつれて雪へと変わっていったのでしょう。山頂付近は厚い雲に覆われているため、どのくらい積雪があるのか確認することはできませんでした。
今後、一層気温が下がっていくと、尾瀬沼周辺も雨が雪へと変わり、燧ヶ岳の積雪も増える可能性があります。尾瀬への入山を計画されている方は、天気予報の確認や登山計画の見直し、防寒対策、天候に合わせた装備の確認をお願いします。
さて、10月19日、会津駒ヶ岳への巡回を行いました。尾瀬沼ビジターセンターが行う今シーズン最後の巡回となりました。紅葉真っ盛りの会津駒ヶ岳の様子を報告します。
【紅葉に彩られた登山道】
会津駒ヶ岳は、標高2133mの日本百名山のひとつです。福島県桧枝岐村の会津駒ケ岳登山口(滝沢登山口)から入山するのが一般的です。滝沢登山口から会津駒ヶ岳山頂までは、コースタイムで約3時間20分程度かかります。滝沢登山口からのブナの原生林が広がる登山道は、紅葉が見頃を迎えていました。急登がしばらく続くため、息を整えながら時折歩みを止めて、素晴らしい色彩を楽しみましょう。
【会津駒ヶ岳山頂へ向かう登山道からの風景】
会津駒ヶ岳山頂はササや樹木に囲まれた奥まった所にあるため、展望は開けていませんが、山頂へ向かう登山道で振り返ると、燧ヶ岳の双耳峰やミニチュアのようにかわいらしい駒の小屋を眺めることができます。
【中門岳へ続く稜線】
会津駒ヶ岳山頂から中門岳方面へ下っていくと、まるで動物の背中のような稜線が続いていきます。中門岳までコースタイムで約50分程度かかります。天空を散歩しているような気分を味わうことができます。
会津駒ヶ岳の詳しい登山道の状況については、2023年10月19日-会津駒ヶ岳の様子にてご確認ください。
<ご案内>
◆尾瀬沼ビジターセンターでは、毎日午前9時からと午後0時半からの2回、自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」を開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
その他、
◆「尾瀬からのお便り」イベントを実施しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からのお便り」を出してみてませんか。※今年度は10月22日(日)受付分で終了とさせて頂きます。
※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問合せください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
お待ちしております。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2023年「第三弾」は尾瀬沼の秋シリーズです。(三本カラマツ・会津駒ヶ岳・ヒツジグサ・燧ヶ岳)
尾瀬沼ビジターセンター