- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2023.07.05
2023年7月5日-山の鼻ビジターセンターより(至仏山の様子)
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〇 尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年尾瀬シーズンについて」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
〇「研究見本園」一部閉鎖中です。こちらをご確認ください。
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■天気:くもり
■気温:22.6℃(最高気温) 8.5℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
7月1日より至仏山登山が解禁となりました。
本日は至仏山(山ノ鼻~(東面登山道)~至仏山~鳩待峠間)の様子をご紹介します。
【登山カード入れ】【至仏山の地図】
研究見本園入口(右側)に登山カード入れが設置されています。
至仏山東面登山道は上り専用です、山頂からは鳩待峠へ下山してください。
また、濡れた木道や蛇紋岩は大変滑りやすいので、足元にお気を付けください。
【至仏山からの眺望】
森林限界を超えると眼下に尾瀬ヶ原が見わたせます。
【オゼソウ】尾瀬草【シブツアサツキ(蕾)】至仏浅葱
【クモイイカリソウ】雲居碇草【ジョウシュウアズマギク】上州吾妻菊
高天ヶ原を中心に高山植物のお花畑が広がっています。
至仏山に生育している貴重な植物を保護するために、立入禁止のロープが張られている場所から外側へは出ないように、それ以外の所でも登山道から外れないようお願いいたします。
【尾瀬ヶ原と燧ヶ岳】
オヤマ沢田代~鳩待峠間よりの眺めです。
【お花畑(チングルマ 稚児車・ハクサンイチゲ 白山一華・シナノキンバイ 信濃金梅・イワカガミ 岩鏡)】【ワタスゲ 綿菅】
【タカネバラ 高嶺薔薇】【イワカガミ 岩鏡】
小至仏山・オヤマ沢田代近辺にもお花畑が広がっています。
至仏山は森林限界が低く、良好な眺望が得られ高山植物が咲きそろいますが、遮るものがないため雨風の影響を受けやすくなっています。
登られる際は、天候を確認し必ず雨具や防寒具をお持ちください。
また、至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをお持ちください。
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ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存
ツキノワグマによるミズバショウの実の採食が始まりました。
特に、山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園を一時閉鎖することとなりました。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなりますので十分注意してください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えるようになりました。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2023年「第二弾」は尾瀬の湿原を彩る植物シリーズです。(ワタスゲ・ニッコウキスゲ・レンゲツツジ・カキツバタ)
尾瀬山の鼻ビジターセンター 川畑