- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.09.18
2022年9月18日-尾瀬沼ビジターセンターより(枯れゆく様を楽しめる秋)
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◆尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
◆一ノ瀬公衆トイレが使用できなくなっておりますので、ご注意ください。
(詳しくはこちらのページをご参照ください。)
◆2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参照ください。
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■天気:曇りのち雨
■気温:18.4℃(9時)24.6℃(昨日の最高気温)12.6℃(今日の最低気温)
皆さん、こんにちは!!
ここ暫くお天気の良い日が続いていましたが、今朝は久々に曇り空の尾瀬沼です。
しかし、三連休中日と言うこともあり、朝から湿原の中を歩く人の数もあり、今日はいつもより賑やかになりそうで、嬉しいです♪
さて、朝晩冷え込むことも多くなり、少しづつ草紅葉の色づきも濃くなっている尾瀬沼周辺です。
【左上:奥ッ沢付近、右上:第一大江橋から沼山峠方向、左下:第二大江橋付近から尾瀬沼方向、右下:第二大江橋付近から沼山峠方向】
草紅葉(くさもみじ)は山の木々よりも一足先に紅葉(こうよう)が始まるのですが、足元には黄金色の草原、その向こうに未だ緑色の山、今日は生憎の曇天ですが、お天気が良いと目線を上げたその先には高く澄んだ青い空が広がります。限られた時期にしか見られない景色です。
私は尾瀬に来て初めて”草紅葉”と言う言葉を知ったのですが、
紅葉(もみじ)ではないのに何故紅葉(もみじ)と言われるのか?。。。
本来、紅葉(もみじ)という言葉は植物そのものの名前ではなく、草や樹木の葉が赤や黄色に変化するという意味の動詞「もみず(紅葉ず)」に由来し、その連用形の「もみじ」が紅葉(もみじ)そのものを指す名詞へと変化したものだそうです。
また、「もみず」の語源は染め物の「揉み出(い)ず」だと言われており、秋になり草木が染まっていく様が、植物から揉み出された色素で染め物が染まっていく様に見立てたのかもしれません。
そして、草木が鮮やかに色付くには、温度、水分、光などが密接に関係し、昼夜の寒暖差が大きいこと、適度な湿度があること、紫外線が強いことなどの条件が必要で、秋に私達が見る紅葉もそういった沢山の条件が重なった上で自然が見せてくれている景色なのだと思うと、つくづく自然って素晴らしいなぁ。。。と、ただその事に尽きます。
※草紅葉のシーズンは、例年9月下旬~10月上旬くらいまでとなっています。
さて、今朝見つけた秋をあともう少しご紹介したいと思います。
【ハリブキの紅葉】
黄葉(こうよう)するとまるで大きなカエデの葉のようです。
これは、昨日の朝撮影した写真ですが、今沼尻ではヒツジグサの葉がとても綺麗に紅葉しています。
【沼尻の地塘に浮かぶヒツジグサの葉】
ヒツジグサの葉が鮮やかに色付いて本当に綺麗です。
尾瀬沼ビジターセンターから沼尻までは徒歩約1時間。
尾瀬沼に来られた際に少し足を伸ばして沼尻まで行かれるのも良いかもしれません。
尾瀬の自然が織りなす景色を見に、是非遊びにいらしてください。
朝晩とても冷え込みますので上着は忘れずお持ちください。
最後に尾瀬沼ビジターセンターの秋のイベントのご紹介です。
↓
◎尾瀬沼ビジターセンターのイベント開催について
宿泊者だけでなく、日帰りの方も楽しめるイベントもたくさんあります。
ぜひ、秋の思い出作りに参加してみてはいかがでしょうか。
★1「歩荷さんを知っていますか」
日時:9月18日(日) 19:00~19:45
参加費:無料
皆さんも尾瀬ヶ原で歩荷(ぼっか)さんの姿を見たことがあるかもしれません。
信じられないほどたくさんの荷物を背負って歩いている姿には驚いてしまいます。
他のイベントとしては、
★2「秋のおぜぬまビンゴ」
こちらは、現在開催中のイベントです。
尾瀬沼特製ビンゴ用紙をお渡ししますので、ビンゴを達成してください。
ビンゴされた方には、ビンゴ限定缶バッジを差し上げております。
参加費:無料
実施日:9月1日~10月15日まで
★3「秋の尾瀬からのお便り」
美しい尾瀬の思い出を綴ったり、普段お世話になっている方、気になるあの人へ、
尾瀬から「秋のお便り」を出してみてはいかがでしょうか
(檜枝岐郵便局さんで、尾瀬の風景印を押してもらいます。)
参加費:ハガキ 100円(材料費として)
封筒と便箋 150円(材料費として)
実施日:9月1日~10月15日まで
★4「秋の星空観察会」
参加費:無料
実施日:9月19日(月・祝)、20日(火)、22日(木)、25日(日)、26日(月)、29日(木)
こちらは、夜のイベントになりますので、尾瀬沼地区に宿泊の方が対象となります。
上記日程以外に、10月にも星空観察会を計画しております。
【尾瀬沼の星空(7月撮影)】
*木道や施設を歩く際は、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター