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◆尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
◆一ノ瀬公衆トイレが使用できなくなっておりますので、ご注意ください。
（詳しくはこちらのページをご参照ください。）
◆2022年（令和4年）シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
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■天気：曇りのち晴れ
■気温：18.0℃（9時）22.0℃（昨日の最高気温）15.0℃（今日の最低気温）

ブログをご覧の皆様、こんにちは。

今日の尾瀬沼は、朝は少し小雨が降りましたが午前は曇り、午後は陽射しがあり燧ヶ岳の姿も望むことが出来るお天気となりました。
やや風が強く、大江湿原内ではオゼトリカブトやサラシナショウマなどの背丈の高い草花をだいぶ揺らしていました。

【大江湿原からの燧ヶ岳】

手前の黄色いお花はハンゴンソウです。

【三本カラマツ】

尾瀬沼の湖面を陽が照らしキラキラと光っていました。

今日は尾瀬沼・大江湿原での秋の実りをご案内します。

それぞれのお花の花期は５月下旬から９月上旬とずいぶん異なりますが、今、実りの時期を迎えた姿を花期の早いお花から順にご紹介します。

【オオカメノキの実（花期：５月下旬～６月下旬）】

赤く実が熟すにはだいぶ時間がかかるオオカメノキです。９月中旬以降に葉が赤く紅葉します。
ビジターセンター周辺、沼山峠や三平峠などの樹林帯で多く見られます。

【ニッコウキスゲ（花期：７月上旬～８月上旬）】

鮮やかな黄色いお花を咲かせるニッコウキスゲは、多年草で何年か繰り返しお花を咲かせますが、種子からお花を咲かせるまでに株が育つには７年ほどかかると言われています。
花期後、約１カ月ほどで蒴果が緑色から茶色に変わると中から真っ黒い種子がいくつも飛び出してきます。

【アブラガヤ（花期：７月上旬～８月下旬）】

花期後、稲穂の形で茶色く色づき種子を作るアブラガヤは、草紅葉の先導役で湿原を最初に茶色に色づかせてくれます。

【オオウバユリの実（花期：７月下旬～８月中旬）】

まだ実が熟している途中のオオウバユリをビジターセンター周辺で見ることができます。
もう暫くすると熟した実が蒴果を開いて出てきます。

【イワショウブの実（花期：８月上旬～９月上旬）】

イワショウブの白いお花はまだ湿原でたくさん咲いていますが、開花の早かった株は既に赤い実となっています。
お花と実を同時に見られるタイミングはそれほど長くありません。

【タムラソウ（花期：８月上旬中～９月中旬）】

ノアザミに似ていますが花期が９月頃と遅いタムラソウ、イワショウブと同様に早いものは種子を作り始めています。

植物により種子が実る時間は異なりますが、毎年決まったサイクルで営みが繰り返されている尾瀬の自然。
華やかなミズバショウやニッコウキスゲのお花の時期だけでなく、色々な時期の尾瀬をお楽しみいただければ幸いです。

【キベリタテハ】

今、ビジターセンター周辺や湿原内で出逢う機会が多いキベリタテハ、タテハチョウの仲間です。

ビジターセンター【秋のイベント】のご紹介！！

★１「尾瀬沼ナイトハイク」
　職員と一緒に夜の湿原を歩いてみたり、月をながめたり、暗闇に潜むニホンジカをさがしたりしてみませんか。
日　時：９月９日(金)　１９：００～２０：００
参加費：無料
※夜のイベントになりますので、尾瀬沼地区に宿泊の方が対象となります。

★２「秋のおぜぬまビンゴ」
尾瀬沼特製ビンゴ用紙をお渡ししますので、ビンゴを達成してください。
ビンゴされた方には、ビンゴ限定缶バッジを差し上げております。
実施日：９月１日～１０月１５日まで
参加費：無料

★３「秋の尾瀬からのお便り」
美しい尾瀬の思い出を綴ったり、普段お世話になっている方、気になるあの人へ、
尾瀬から「秋のお便り」を出してみてはいかがでしょうか
（檜枝岐郵便局さんで、尾瀬の風景印を押してもらいます。）
実施日：９月１日～１０月１５日まで
参加費：ハガキ　　　１００円(材料費として）
封筒と便箋　１５０円(材料費として)

★４「秋の星空観察会」
実施日：９月１９日(月・祝)、２０日(火)、２２日(木)、２５日(日)、２６日(月)、２９日(木)
参加費：無料
※こちらは、夜のイベントになりますので、尾瀬沼地区に宿泊の方が対象となります。
※上記日程以外に、１０月にも星空観察会を計画しております。
【尾瀬沼の星空（７月撮影）】

ぜひ、尾瀬沼に訪れた際は秋の思い出作りに
尾瀬沼ビジターセンターへ足を運んでみてはいかがでしょうか。

＊木道や施設を歩く際は、ストックにはキャップを付けましょう。
＊体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。

尾瀬沼ビジターセンター