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◆尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
◆一ノ瀬公衆トイレが使用できなくなっておりますので、ご注意ください。
　（詳しくはこちらのページをご参照ください。）
◆2022年（令和4年）シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
【尾瀬Instagram投稿キャンペーン　写真募集中！】
2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参照ください。
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■天気：雨のち曇り
■気温：16.9℃（9時）20.0℃（昨日の最高気温）15.8℃（今日の最低気温）

ブログをご覧の皆さん、こんにちは!!

平成19年8月30日(2007年)に尾瀬国立公園は日光国立公園から29番目の国立公園として分離独立しで誕生しました。
詳細は環境省『尾瀬国立公園』を参照ください。
そして今日は尾瀬国立公園15回目の誕生日、8月30日は『尾瀬の日』に定められています。
コロナ禍の為ビジターセンターでの催事は行いませんが、片品村や檜枝岐村ではイベント等が行われています。

【Ａ０２９プレート】

大江湿原の中に『29番目』を見つけることが出来ます。
沼山峠から大江湿原に続く木道には100m毎に金属プレートが取り付けられており、大江湿原の第二大江橋と尾瀬看板の間にA029プレート（沼山峠から2.9㎞）がありますので、是非とも探してみてください。

【大江湿原の様子（9時過ぎ）】

午後には明るい曇り空となりましたが、午前中は雨と濃い霧が立ち込め大江湿原を望む展望デッキから３本カラマツすら霞んでいました。

【アオジ】

そんな霧雨の中でしたが久しぶりにアオジに出逢うことができました。

今日は尾瀬沼北岸と沼尻をご案内します。
なお、環境省の尾瀬国立公園標識ガイドラインでは「沼尻」の読みを”ぬしり”及び”ぬまじり”の２種類定めており、どちらも正式な呼称です。
（以下の画像の撮影日は8月29日）

【尾瀬沼北岸】


ビジターセンターのある尾瀬沼北東部（尾瀬沼地区）から尾瀬沼の北側を通り北西部の沼尻までの区間を『尾瀬沼北岸』と呼んでいます。
尾瀬沼の岸辺近く、浅湖湿原と数か所ある小さな湿原を挟んで、針葉樹や広葉樹の樹林帯が続く登山道（散策路）です。
樹林帯と湿原部の接続部に少し高低差のある個所もありますが、概ねよく整備された幅広い木道が続きます。
尾瀬沼地区から沼尻までのコースタイムは片道１時間ほど、登山の様なキツさは無くゆったりとした時間が過ごせる良いコースです。

【沼尻の池塘】

沼尻には大江湿原には見られない池塘（ちとう）があります。

【ヒツジグサ】

今、スイレンの仲間、ヒツジグサのお花を見ることが出来ます。すでに葉がやや色づき紅葉が始まっています。
【モウセンゴケ】

水分の多い湿原内ではモウセンゴケも見られます。
【オオルリボシヤンマの産卵】

尾瀬沼の豊かな水はオオルリボシヤンマ以外にも多くのトンボを育んでいます。
池塘の中にはミズスマシなどの水生昆虫やオタマジャクシなども見ることが出来ます。

【メボソムシクイ】

樹林帯でメボソムシクイに2m程の至近距離でお逢いできました。
水辺や草原性の野鳥は比較的平易にお逢い出来ますが、林内を好む野鳥の姿を見つけるのは至難です。
昨日はそんな林内に住み尾瀬沼周辺で鳴き声を聞く機会が多いメボソムシクイにお逢いでき、且つ撮影する機会に恵まれました。
採食中、ちょうど羽虫を捕らえたようです。

「尾瀬国立公園」そして「尾瀬の日」という日に、豊かな自然のありように思いを馳せてみませんか・・・！？

不安定な天候が続いています。午前中は晴れていても、午後に夕立がくることが多くなっています。
雨具等を忘れずにご持参くださいませ。そして、早めの行動を心がけましょう。

＊木道や施設を歩く際は、ストックにはキャップを付けましょう。
＊体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。

尾瀬沼ビジターセンター