- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.08.17
2022年8月17日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬で生まれ育つ蝶)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参考ください。
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■天気:曇り
■気温:17.2℃(9時)24.2℃(昨日の最高気温)15.5℃(今日の最低気温)
皆さん、こんにちは♪
尾瀬沼付近は徐々に気温が下がり、朝晩は肌寒いくらいの日々が続きます。
日々少しずつではありますが、確実に季節が移り替わりつつあることを感じながら今朝も大江湿原を歩いてみました。
湿原に咲くお花も目を引きますが、特定の植物の葉っぱをよく観察することによって、
お目当ての生き物に出会うこともあります。
【旧ビジターセンター裏のミヤマシシウドに生活するキアゲハの幼虫】
若齢期は、外敵から身を守るため鳥の糞状の保護色となっています。
【大江湿原のミヤマシシウドにて】
徐々に色鮮やかな姿へと変わります。
緑色が基調となり、徐々に斑点が目立ってきます。
【長蔵小屋売店裏のミヤマシシウドにて】
終齢が近づくにつれ、体長も大きくより派手になるため目立つようになります。
なお、この派手な色というのは、捕食者である鳥に対して
「私は不味い」と警告しているのだと考えられています。
【8月13日撮影の長蔵小屋前に咲くヤナギランを吸蜜するキアゲハ】
シシウドの仲間にも蝶がたくさん集まりますが、ヤナギランの花にも吸蜜に訪れます。
晴れた日にたくさんの蝶が集まり舞う姿は、とても華やかです。
ちなみに昨日、田代山と帝釈山に巡回に行きましたので、
そこで出会った蝶たちもご紹介しましょう。
【クジャクチョウ】
田代山の湿原にある木道で撮影しました。
とても美しいチョウで、その名のとおり目玉模様がクジャクの飾り羽を思わせますね。
【キベリタテハ】
馬坂登山口で休憩していたところ、姿を見つけました。
とても素早く、なかなかうまく撮影させてくれません。
【アサギマダラ】
馬坂登山口に向かう林道にて、とてもたくさんのアサギマダラに会いました。
何十という数のアサギマダラが舞う姿は圧巻で、しばらくその風景に見入ってしまいました。
ぜひ皆さんも尾瀬国立公園にいらして、多くの生き物に出会ってみてください。
最後にこの夏、尾瀬沼ビジターセンターで実施しているイベント3つを紹介させていただきます。
★1「おぜぬまビンゴ」
尾瀬沼特製ビンゴ用紙をお渡ししますので、ビンゴを達成してください。
ビンゴされた方には、ビンゴ限定缶バッジを差し上げております。
参加費:無料
実施日:8月12日~31日まで
【ビンゴ限定缶バッジ】
★2「~尾瀬からの便り~暑中見舞い申し上げます」
美しい尾瀬の思い出を綴ったり、普段お世話になっている方、気になるあの人へ、尾瀬から暑中見舞い、残暑見舞いを出してみてはいかがでしょうか(檜枝岐郵便局さんで、尾瀬の風景印を押してもらいます。)
参加費:100円(材料費として)
実施日:~8月31日まで
【暑中見舞いイベントの様子】
★3「夏の星空観察会」
参加費:無料
実施日:8月20日(土)~24日(水)、8月28日(日)~30日(火)
こちらは、夜のイベントになりますので、尾瀬沼地区に宿泊の方が対象となります。
上記日程以外に、9月にも星空観察会を計画しております。
【尾瀬沼の星空(7月撮影)】
いろいろなイベントを開催しておりますので、ご都合のよいイベントに参加して、
尾瀬の思い出をつくってみてはいかがでしょうか。
尾瀬沼周辺は平地に比べて気温が低いとは言え、外を歩いていると暑さを感じます。
また、山岳地帯ですので突然雨が降ることもあります。
熱中症対策、防水対策を徹底して、尾瀬国立公園へお越し下さい。
*木道や施設を歩く際は、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター