- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.08.16
2022年8月16日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧ケ岳の登山道状況)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参考ください。
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■天気:曇り
■気温:19.5℃(9時)23.3℃(昨日の最高気温)16.6℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
尾瀬沼周辺を歩いていると虫の鳴き声が響き渡り、少しずつ秋の訪れを感じる今日この頃です。
さて、昨日は燧ヶ岳巡回を行ってきましたので、その様子をお伝えします。
長英新道から俎嵓と柴安嵓を経由して御池へ下りました。
【長英新道の登山道の様子】
登り始めは緩やかな長英新道ですが、ぬかるみに足を取られないように気をつけましょう。
また、5合目付近では急坂が続きます。一呼吸置いて、ゆっくりと歩きましょう。
【長英新道6合目のお花畑】
長英新道6合目は少し開けた場所となり、たくさんのお花が咲き乱れています。
尾瀬沼や日光の山々の景色とともにマルバダケブキ(左)やミヤマアキノキリンソウ(右)をお楽しみいただけます。
【尾瀬ヶ原と至仏山-柴安嵓より-】
柴安嵓からは尾瀬ヶ原と至仏山を一望できます。
湿原を横切る森林は拠水林(きょすいりん)と呼ばれます。
詳しくは8月13日の山ノ鼻ビジターセンターのブログをご覧下さい。
山頂付近は風が強く、指先はかじかみ、鳥肌が立つほどでした。強風対策に手袋や上着をお持ち下さい。
【山頂付近のお花畑の様子】
俎嵓と柴安嵓の間にあるお花畑は植生が破壊され地面が露出しています。
すれ違いや休憩、お花の撮影のために木道から降りないようにご協力お願いします。
木道を降りなくとも、右の写真のようにオヤマリンドウを撮影することはできます。
【スミレの仲間】
俎嵓から御池側の登山道に長い間残っていた雪渓も無くなりスミレの仲間が顔を出していました。
スミレの仲間は分類が難しいのですが、ツボスミレかミヤマツボスミレかと思われます。
【熊沢田代の様子】
熊沢田代のキンコウカは少しずつ草紅葉(くさもみじ)へ移りつつあります。
その他、ホツツジ、イワショウブ、タテヤマリンドウ、チングルマ(果穂)、オオバタケシマラン(実)などが見られます。
【俎嵓から御池までの登山道の様子】
熊沢田代付近の階段の熊沢田代付近の階段の一部に破損している箇所があります。
応急処置をしてありますが、足の踏み場にご注意ください。
また、御池から広沢田代にかけては岩場の連続する急登となります。濡れていると滑りやすいので、
足元に十分ご注意ください。
燧ヶ岳の登山道はどのルートであっても決して容易に登ることは出来ません。
事前に登山道に関する情報を収集して、早出早着を基本に登山を楽しみましょう。
その他のお花や登山道の様子についてはこちらの尾瀬情報をご覧下さい。
最後にこの夏、尾瀬沼ビジターセンターで実施しているイベント3つを紹介させていただきます。
★1「おぜぬまビンゴ」
尾瀬沼特製ビンゴ用紙をお渡ししますので、ビンゴを達成してください。
ビンゴされた方には、ビンゴ限定缶バッジを差し上げております。
参加費:無料
実施日:8月12日~31日まで
【ビンゴ限定缶バッジ】
★2「~尾瀬からの便り~暑中見舞い申し上げます」
美しい尾瀬の思い出を綴ったり、普段お世話になっている方、気になるあの人へ、尾瀬から暑中見舞い、残暑見舞いを出してみてはいかがでしょうか(檜枝岐郵便局さんで、尾瀬の風景印を押してもらいます。)
参加費:100円(材料費として)
実施日:~8月31日まで
【暑中見舞いイベントの様子】
★3「夏の星空観察会」
参加費:無料
実施日:8月20日(土)~24日(水)、8月28日(日)~30日(火)
こちらは、夜のイベントになりますので、尾瀬沼地区に宿泊の方が対象となります。
上記日程以外に、9月にも星空観察会を計画しております。
【尾瀬沼の星空(7月撮影)】
いろいろなイベントを開催しておりますので、ご都合のよいイベントに参加して、
尾瀬の思い出をつくってみてはいかがでしょうか。
尾瀬沼周辺は平地に比べて気温が低いとは言え、外を歩いていると暑さを感じます。
また、山岳地帯ですので突然雨が降ることもあります。
熱中症対策、防水対策を徹底して、尾瀬国立公園へお越し下さい。
*木道や施設を歩く際は、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター