- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2022.07.11
2022年7月11日ー山の鼻ビジターセンターより(山ノ鼻~竜宮十字路ルート)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:27.3℃(最高気温) 11.9℃(最低気温)
山ノ鼻から竜宮十字路までのルートは、4.4km、コースタイム80分の平坦な木道を歩く難易度1のコースです。最も多くの人が歩く尾瀬ヶ原のメインルートといえる区間です。
尾瀬ヶ原入り口から5分ほどの「原の川上川橋」を渡り拠水林を抜けると、目の前が大きく開け、燧ケ岳をバックにはるかに続く湿原の中にひと筋の木道が延びています。ここは上田代と呼ばれ、池塘が多く見られます。
【原の川上川橋】
【上田代】
【池塘群】
【逆さ燧の池塘】
「上ノ大堀川橋」を渡ると中田代。
上ノ大堀川や川上川では、上流から土砂と栄養分が運ばれてくるため高い木が生育し林が成立しています。これを「拠水林」といいます。
【上ノ大堀川橋と拠水林】
突き出した小高い丘の形が牛の首のように見えることから「牛首」と呼ばれています。
【牛首】
このルートの中間地点である牛首分岐で休憩したら竜宮十字路をめざして直進します。
【下ノ大堀川橋】
下ノ大堀川橋を渡りミズバショウ群落のビュースポット地点を過ぎると「竜宮現象」が見られます。河川水が湿原の穴に集まり地下水路になって100m以上下り、再び地上に湧き出します。
【竜宮入口と出口】
ゴール地点の竜宮十字路までの区間は、カキツバタ、サワラン、トキソウ、ナガバノモウセンゴケ、ニッコウキスゲ、ノアザミ、オゼコウホネ、ヒツジグサ、キンコウカ、タテヤマリンドウ、ワタスゲ、サギスゲ、クロバナロウゲなど、たくさんの種類の花々で彩られていました。
【ニッコウキスゲ、カキツバタ、サワラン、クロバナロウゲ、キンコウカ】
見どころ満載ですので、ゆっくりと時間をかけて尾瀬ヶ原を楽しんでください。
※夏の主役、ニッコウキスゲがあちこちで花をつけています。
【逆さ燧付近のニッコウキスゲ】
尾瀬山の鼻ビジターセンター 田原