- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.06.17
2022年6月17日-尾瀬沼ビジターセンターより(大江湿原周辺で見られるサンカヨウ等の白いお花達)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
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2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参考ください。
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■天気:曇り一時晴れ
■気温:14.6(9時)17.7℃(昨日の最高気温)9.9℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今日は風も少なく穏やかな曇り空、お花の撮影に良い「花曇り」となりました。
時折薄い雲間から暖かな陽射しもあり、終日ハイキングにもとても良い日となりました。
尾瀬沼周辺ではミズバショウからのお花のリレーが始まっています。
今日は白いお花をご案内いたします。
【サンカヨウ】
今、大江湿原展望デッキ近くの木道から湿原側に数メートル下の藪の中に10株程サンカヨウのお花が見られます。(やや遠目なのが難点)
尾瀬沼地区での開花は山ノ鼻地区や御池駐車場周辺での開花より標高差関係で元々遅く咲きはじめますが、雪解けが遅かった今年は更に開花が遅く、やっと数日前から咲きはじめました。
【コミヤマカタバミ】
大江湿原からビジターセンター周辺に通じる木道脇にコミヤマカタバミのお花が見られます。
花色は白色から薄紅紫色まで変化があるようですが、尾瀬沼周辺のコミヤマカタバミは概ね白色のモノが多いようです。
花弁に薄ピンクの筋が入っていて可愛いお花です。今の時期の葉は柔らかな感じの薄緑色で和みます。
【オオカメノキ】
ビジターセンター周辺に何本かオオカメノキが生えています。沼山峠等の樹林帯でも見ることが出来ます。
5弁の花びらを天に向けて広げる姿が素敵です。
【サンリンソウ】
サンリンソウは大江湿原内の湿潤な沢近辺により多く咲きます。
多くはサンリンソウですが、若干ニリンソウも見られます。
【ミツバオウレン】
大江湿原の木道脇にミツバオウレンの可憐なお花を見つけることが出来ました。
少しほっそりした5枚の花びら(キンポウゲ科のお花のお決まりで額が変化したモノ)を星形に展開しています。
サンリンソウより小さなお花ですが、ちょうど花盛りで湿原内でよく目につきます。
【ツボスミレ】
大江湿原の木道と木道の間にツボスミレを見つけることが出来ました。
小さいお花なので足早に歩いていると気づけないかもしれません。
尾瀬看板近辺、沼山峠側の木道沿いにこれからたくさん見られるようになります。
【尾瀬沼の夕焼け】
最後に昨夕の夕焼けは今日の好天を暗示した梅雨時としては希な美しい夕焼けでしたのでご紹介します。
尾瀬沼ビジターセンターでは最新の情報をご提供していますので、是非ともビジタセンターにお立ち寄りください。
*燧ヶ岳および尾瀬沼周辺の登山道でも残雪がありますので、充分に注意して歩いてください。
*木道や施設を歩く際はアイゼンを取り外し、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター