- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2022.06.13
2022年6月13日 山の鼻ビジターセンタ―より(山ノ鼻から牛首分岐まで)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
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■ 天気:晴ときどき曇
■ 気温:18.0℃(最高気温)3.3℃(最低気温)
尾瀬ヶ原は本州最大の湿原です。全部歩こうとすると1日では足りません。
今日は、鳩待峠から入山し日帰りでも尾瀬を楽しめる山ノ鼻から片道2.2kmのコースをご紹介しましょう。
出発するとすぐにミズバショウの群落が出迎えてくれます。
【山ノ鼻のミズバショウ群落】
原の川上川橋手前に流れる沢沿いにはミズバショウとリュウキンカの鮮やかなコラボが見られます。
【沢沿いのミズバショウとリュウキンカ】
橋の上で振り返ると至仏山を背景にミズバショウの大群落が見えます。
【原の川上川橋から見た至仏山】
橋を越えて少し行くと、一見枯草が広がっているようですが、よく見るとショウジョウバカマやヤチヤナギが咲いています。ヤチヤナギはコケモモの仲間でハーブのような香りがします。中世の頃はビールの香りづけに使われていたとか。ワタスゲもふわふわの綿毛に変身しています。
最初のベンチ脇の池塘にはミツガシワの花とメレンゲみたいなモリアオガエルの卵がありました。
【ミツガシワ】
【モリアオガエルの卵】
少し歩くとタテヤマリンドウがたくさん咲いています。
【タテヤマリンドウ】
逆さ燧のビュースポットには2番目のベンチがあり、すぐ脇の池塘にはイモリが泳いでいます。
【逆さ燧】 【池塘を泳ぐイモリ】
上ノ大堀川手前には3番目のベンチがあり、川を拠り所に成立した拠水林と水辺のミズバショウが見られます。
【水辺のミズバショウ】
ヤチヤナギの群落内を歩き4番目のベンチを通過し、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、ミツガシワを見ながら牛首分岐に到着したら5番目のベンチで休憩します。
【牛首分岐から燧ヶ岳を望む】 【牛首分岐から至仏山を望む】
山の鼻ビジターセンターに戻る直前、オオウバユリの葉の上にオゼマイマイがいました。
【オゼマイマイ】
往復2時間くらいの散策コースですが、少し時間に余裕を持って計画してください。
尾瀬山の鼻ビジターセンター 田原