- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.06.10
2022年6月10日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧裏林道の様子)
===================================================================
尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参考ください。
===================================================================
■天気:晴れ時々雨
■気温:11.3℃(9時)15.3℃(昨日の最高気温)7.2℃(今日の最低気温)
皆さんこんにちは♪
本日は御池から燧裏林道~見晴~ビジターセンターと、ちょっとロングルートの巡回に行ってきました。
最近通っていなかったため、雪の状況、お花の状況などの変化に驚きます。
燧裏林道はほとんど雪がなくなっていました。
ごく一部の沢や窪地に雪が残っていましたが、全体的に歩きやすい道です。
ただ雨上がりですと、泥濘で靴の中まで濡れることがあるので、
状況によってはスパッツの準備があるといいかもしれません。
森林から急に開けた湿原に出ると、開放感で青空を仰ぎたくなります。
こんなとき、ベンチがあるのが有り難いですね。
これからどんどん暖かくなっていきます。
腰を下ろして一休みするときには水分補給を忘れずに。
湿原の池塘の中に、蛙の卵を見つけることができました。
雪解けの今はまだ池塘の中には生き物の気配は感じられませんが、もうしばらくすれば多くのオタマジャクシや、あるいはそれを糧とする生き物を見ることができるでしょう。
新しい命の始まりと繋がりを感じられますね。
途中にあった枯れ木には、たくさんの穴が開けられていました。
キツツキの仲間によって開けられたみたいです。
生きた木はもちろん森にとって必要ですが、
この枯れ木に開けられた穴が、一部の鳥たちや小動物などの住処として使われます。
枯れ木もまた、森の一部として他の命を繫いでいくのです。
これもまた、この森が豊かであることの証明であるのかもしれません。
最後になりますが、ナデッ窪入口に通行注意の看板を設置しました。
ナデッ窪は管理者がいない登山道です。
この時期のナデッ窪は、残雪があり斜面がとても急であるため、雪崩・滑落・遭難の危険がありますので、
通行はお控え下さいますようお願いします。
*燧ヶ岳および尾瀬沼周辺の登山道でも残雪がありますので、充分に注意して歩いてください。
*木道や施設を歩く際はアイゼンを取り外し、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター