- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.06.02
2022年6月2日ー尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬沼周辺の植物と登山道の状況)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、交通規制や各施設の営業予定の確認をお願い致します。
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■天気:晴れのち曇り
■気温:13.0℃(9時)15.8℃(昨日の最高気温)2.4℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
昨日は今年2回目の尾瀬沼巡回に行ってきました。
今回は尾瀬沼ビジターセンターを出発して尾瀬沼北岸から南岸へ向かいました。
本日は道中の植物や登山道の状況についてご紹介します。
【ショウジョウバカマ】
尾瀬沼北岸で撮影したものです。
ショウジョウ(猩猩)とは赤色の能面のことを差します。
ショウジョウバカマの名前は花の色を能の猩猩の顔に、下に広がる葉を袴に見立てたことに由来するそうです。
【クロベの葉】
ネズコとも呼ばれています。
尾瀬沼を一周するルートで見られる針葉樹はオオシラビソやコメツガが中心となりますが、時々クロベの姿も確認できます。
【桜が満開】
尾瀬沼ビジターセンターと三平下の中間地点で撮影したものです。
木々の間にポツンと生えているので注意深く森を観察してみましょう。
ミネザクラかチシマザクラのどちらかであると思われます。
街中で見られるソメイヨシノと違い、花と葉が同時に出てくることが特徴的です。
【尾瀬沼南岸から見た燧ケ岳】
尾瀬沼ビジターセンター近くのビュースポットから見る燧ケ岳とは、山の形状が違って見えます。
【尾瀬沼北岸の登山道の状況】
日当たりの良い場所は雪が溶け、木道の上を歩けますが、
樹林帯の中は雪が残っている場所があります。
日が昇ると雪が解け始め、大変滑りやすくなりますので足元に気を付けて歩行してください。
【尾瀬沼南岸の登山道の状況】
全体的に残雪・倒木・枝が多いです。
倒木や枝を避ける際に急斜面に足を取られ、転倒や滑落の恐れがあります。
南岸の通行を計画をされる方はストックやトッレキングシューズなど道具の入念な準備と、
一歩一歩、細心の注意を払った歩行をお願いいたします。
*木道や施設を歩く際はアイゼンを取り外し、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター