- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.09.25
2021年9月25日—山の鼻ビジターセンターより(山の鼻ビジターセンター周辺の様子)
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2021(令和3)年の尾瀬シーズンも、残り僅かになりました。
2021年(令和3年)シーズンの各施設の営業終了・閉鎖予定について随時更新しております
のでこちらのページでご確認ください。
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
山の鼻ビジターセンターは新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、現在閉館中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
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■ 天気:曇り
■ 気温:20.5℃(最高気温) 10.3℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
今日の山ノ鼻地区は、すこし肌寒い曇り空の1日となりました。
この季節は、風が冷たくなっていますので、長袖の羽織るものやネックウォーマー、手袋などの体を冷やさない準備があると快適に尾瀬が楽しめるかと思います。
今日は山の鼻ビジターセンター周辺の木々の様子と、紅葉についてのお話をお届けしたいと思います。
【どうして葉っぱの色は変わるのでしょうか?】
緑色の葉が赤色に変化するのは、緑色成分のクロロフィル色素が衰退し葉の中の赤色の成分であるアントシアニン色素に変化するためで、黄色に変化するのは、黄色の成分であるカロチン色素で変化するためです。
【山の鼻ビジターセンターの周りでは】
ヒロハツリバナの実(ビジターセンター正面)
赤い実を付け、やがて破裂して中の種子が飛び出します。
ナナカマド(葉)(ビジターセンター正面)
紅葉樹の代表ですね、このナナカマドはまだ若木なのか実を付けませんでした。
ツタウルシ(ビジターセンター前キャンプ場)
触るとかぶれることがありますのでご注意してください。
オオウバユリの実(公衆トイレ前)
実が熟れると大きく開き中の種子を見ることができます。
ニッコウキスゲ(実)(公衆トイレ前)
ニッコウキスゲの実も口を開き、中の黒い種子が見ることができます。
紅葉は旅路の果ての一瞬の輝き
落葉樹の葉は春から秋まで黙々と働き役目を終えると華やかに色づいて散っていきます。
日々秋も深まり10月に入りますと尾瀬の山々は紅葉のピークを迎え、ブナの黄色、ナナカマドの赤、針葉樹の緑と山は自然のパレットのように輝き足元の草花たちは赤や紫色の熟した実を付け、明日への命をつなぐ最後の営みを行います。
紅葉に移りゆく草木を、そんな気持ちで見てみてはいかがでしょうか。
担当:新保