- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.09.10
2021年9月10日 山の鼻ビジターセンターより(尾瀬ヶ原の様子)
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尾瀬では営業を行っていない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
山の鼻ビジターセンターは新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、現在閉館中です。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:25.2℃(最高気温) 11.8℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今朝の尾瀬ヶ原は一面真っ白な世界で、白い虹の出現を期待するほど濃い霧に包まれました。
(残念ながら白虹は出ませんでした。)
至仏山へ向かわれる登山者から「こんな濃い霧で景色大丈夫かなぁ」と声も聞かれましたが、たぶん山頂に到着される前には最高の展望に出会えたと思われます。
最高気温も久しぶりの25度を越え、日中はとても気持ちい秋風が吹いて過ごしやすい一日でした。
今日は植物研究見本園、尾瀬ヶ原で出会った動植物や風景をご紹介いたします。
【朝霧の見本園】
とても清楚な佇まいで登山者を迎えてくれていました。
【紅葉の進んだ尾瀬ヶ原】
エゾリンドウが開花し、ヒツジクサの水中花も色づき始め、秋が日々確実に進行していることを感じます。
【ニホンジカ】
つぶらな瞳で可愛らしいニホンジカですが、尾瀬の植物を食べてしまうことで関係者の頭を悩ませてきました。
湿原周辺に柵を巡らせるなど、様々な対策を講じています。
ツキノワグマは成獣になるにつれ警戒心が強くなり、ニホンジカは逆に成獣になるほど警戒心がなくなると言われており、このように人前に姿を見せることが度々あります。
【キベリタテハ】
この蝶は平地では見れないので、山で出会うと嬉しくなります。
今日のような温かい日は蝶にとっても嬉しい一日でしょうね。
この時期の尾瀬は雨や曇りの日も多く、雨の日に風が伴うと一気に体感温度が下がります。また、気温が10℃以下になることもあり、雨具・防寒着・手袋等の用意は低体温症等で命の危険な状態に成らぬよう、十分な登山準備をされてお越しください。
担当:新保