- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.08.31
2021年8月31日—山の鼻ビジターセンターより(夏の終わりを感じて)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
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山の鼻ビジターセンターは新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、現在閉館中です。
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ツキノワグマの目撃が頻出しているため、入山者の皆さんの安全を第一として植物研究見本園を一時閉鎖しております。
皆様のご理解とご協力をお願いすると共に、クマ鈴の携帯や朝夕の時間帯は声を出すなど安全対策をお願いいたします。
なお、至仏山入口は見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:24.7℃(最高気温) 14.9℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今朝は、尾瀬ヶ原の真ん中あたり、
下ノ大堀ビュースポットまで歩いて来ました。
緑のじゅうたんだったヤマドリゼンマイもずいぶんとオレンジがかってきました。
夏の終わりを感じます。
ちょうど今日は8月最後の日。
でも不思議なことに、
昨日の最高気温28℃、今朝の最低気温14℃、これは8月上旬とほぼ同じです。
それなのに、見える景色や、感じる雰囲気は随分と変わってきています。
調べてみたら、この1カ月で、
昼の時間は1時間以上短くなり、
太陽の南中高度は10°くらい下がっていました。
それから、湿原の静けさが大きな違いです。
1カ月前には、にぎやかに響いていた、
ウグイス、カッコウ、ホトトギスの声が聞かれなくなりました。
でも、見つけました。
下ノ大堀川でカルガモの子たちが編隊を組むように泳いでいます。
やがて、飛んで来た親ガモと合流しました。
子ガモたちが、えさをとっているところも見られました。
下ノ大堀川ビュースポット付近では、
新たな花も見られました。
オオニガナ
ハナニガナと比べると、名前の通り、花も草丈もずっと大きかったです。
そして、ついに、
エゾリンドウ
秋の花の代表ともいうべき花が、咲き始めました。
鳩待峠では、
ヨツバヒヨドリの花柱といわれる白い部分がとれて、
花の色がワインレッドのような深い赤に変わってきました。
この日は6,7羽のアサギマダラが集まっていて、
南へと渡っていく日も近そうです。
担当:新井