- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.08.22
2021年8月22日-尾瀬沼ビジターセンターより(花より果実)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇り
■気温:18.4℃(9時)23.5℃(昨日の最高気温)15.8℃(今日の最低気温)
今日の尾瀬沼は雨がぱらついたり、少しだけ青空が顔を出したりと、変わりやすい天気です。
今年たくさん花をつけていた(と思う)大江湿原のイワショウブも可愛い赤い実をつけ始めてきました。
アブラガヤの実も色づき始め、大江湿原の色も変わってき始めました。
ビジターセンター近くのマイヅルソウの実は真っ赤に色づくのが間近のようでした。
鮮やかな色の実をつけるのは鳥などに食べてもらって、種を遠くに運んでもらう必要があるからだと思いますが、私たちにとってカラフルな実がこれからの楽しみの一つになります。
黒紫色した実はとてもおいしいらしく、人が近づいても小鳥が逃げたりしないで実をついばんでいるのを見かけることがあります。
沼山峠から大江湿原に向かう山道の途中にもゴゼンタチバナやアカモノの真っ赤な実やシラタマノキの真っ白な実が至る所にあって、楽しむことができます。
そしてぜひ注目してほしいのがヒロハツリバナの実です。
今でも赤く色づいてきれいですが、あと少しすると、実のさやが割れて傘からオレンジの種が下がった独特の形になるのです。
ニッコウキスゲをはじめ様々な植物が実をつけてきていますが、その色、形、大きさなど、子孫を残す工夫を自分なりにいろいろ想像しながら歩くと、この季節なりの楽しみ方ができます。
尾瀬を歩く時の楽しみ方を工夫して、新しい尾瀬を発見してみてください。
*体調に不安のある方や自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター