- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.08.17
2021年8月17日—山の鼻ビジターセンターより(静かな晩夏の朝)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
山の鼻ビジターセンターは新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、現在休館中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
ツキノワグマの目撃が頻出しているため、入山者の皆さんの安全を第一として植物研究見本園を一時閉鎖しております。
皆様のご理解とご協力をお願いすると共に、クマ鈴の携帯や朝夕の時間帯は声を出すなど安全対策をお願いいたします。
なお、至仏山入口は見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
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■ 天気:曇りのち雨
■ 気温:16.6℃(最高気温) 13.8℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
そういえば、戸倉から鳩待峠に来るバスも、昨日(16日)から、
朝6時30分と夕方16時40分が無くなり、
朝夕1便づつ減便となったことになります。
そんなところにも、夏の終わりが近づいているなあと感じてしまいます。
それでも、尾瀬にはこの時期の花が咲いています。
アケボノソウ
以前に草丈30cmくらいの小さいものが咲いていたのですが、
今度のアケボノソウは、しっかり60cmくらいありました。
花の内側をよく見ると、
濃い紫色の斑点と、黄緑色の部分があります。
黄緑色は、蜜が出る蜜線溝といいます。
濃い紫色の斑点は、夜明けの星空に見立てられ、アケボノソウという名前につながったそうです。
ミゾソバ
溝に咲くソバの葉に似た草、という意味で名づけられた説もあるそうです。
径5㎜くらいの小さな花ですが、白い花に淡くピンクに色づいた部分があって、かわいい花です。
ミズオトギリ
朝は蕾ですが、ヒツジグサのように、昼になると咲く花だそうです。
オトギリソウというと、黄色のものが多そうですが、その仲間で、ミズオトギリだけが赤紫色の花を咲かせるそうです。
ハクサンタイゲキ
初夏に明るい黄緑の花を咲かせていましたが、
今は実をつけて葉も赤くなりました。
池塘いっぱいに広がったヒツジグサの葉も赤みや黄色みを帯びてきています。
ネジバナ
尾瀬ヶ原で1輪だけ見つけました。
春から夏にかけては、新たに咲いた花を見つけることが嬉しかったものですが、
この頃は、まだ咲いていてくれた花に愛おしさを感じるようになってきています。
緊急事態宣言が8/20群馬県にも追加されます。
皆様が尾瀬に足を運ばなくても、尾瀬を感じることができるようなブログを発信していきたいと思います。
担当:新井