- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.08.03
2021年8月3日—山の鼻ビジターセンターより(晩夏の花々咲く見本園)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:25.9℃(最高気温) 18.1℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
街の方では、とても暑い日が続いていると思いますが、尾瀬に咲く植物達は晩夏から初秋に見られる花が咲き始め、季節の移ろいを感じさせてくれます。
今日は植物研究見本園をぐるっと周って咲いている花を確認して来ました。
見本園の入り口ではツキノワグマによるミズバショウの食痕が見られます。
今のツキノワグマの主食はミズバショウの実へと変わってきております。
ミズバショウの群生する場所ではクマ鈴を鳴らしたり声を出すなどして、特に注意をしながら歩いて下さい。
ツキノワグマと遭遇しても騒いだり写真を撮ったりしてクマを刺激しないように、ご注意ください。
湿原の手前の拠水林では黄色いマルバダケブキが続々と開花を始めていました。
山ノ鼻手前の林内などにも沢山見られます。
湿原に入るとコバギボウシ、キンコウカ、コオニユリ、トモエソウなどの花々が沢山咲いています。
見本園の池塘ではオゼコウホネが咲き始めていました。
ここのオゼコウホネは他の池塘より咲き始めるのが、毎年少し遅めですが、木道の近くに咲くので花の様子を観察しやすいです。
黄色く鮮やかなオゼミズギク
今尾瀬ヶ原の湿原でも沢山見ることが出来ます。
紫色のミヤマワレモコウ
モコモコした花がとても可愛らしいですね。
こちらはサワギキョウ
綺麗な青紫色でこれからの湿原を彩ります。
イワショウブも色々なところで見られる様になってきました。
この花が咲き始めると尾瀬の夏もそろそろ終わりだなと感じさせてくれます。
名前に秋が付き、初秋を感じさせてくれるミヤマアキノキリンソウが伸びてきており、花を咲かせる準備をしていました。
尾瀬の夏はあっという間に過ぎて行きますね。
担当:坂上