- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.07.04
2021年7月4日-尾瀬沼ビジターセンターより(夏山開き)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇り(霧)
■気温:15.9℃(9時)25.4℃(昨日の最高気温)15.6℃(今日の最低気温)
今日は燧ヶ岳の夏山開き。朝6時に記念のバッジを受け取って出発される登山者の方もいらっしゃいました。
昨日3日(土曜)は会津駒ヶ岳の夏山開きでした。登山口では記念バッジの配布があり、皆さんハクサンコザクラがデザインされたバッジを受け取って出発されていらっしゃいました。
登山口から約1時間半で水場につきますが、一休みするのによい所です。
「三ヶ月ぶりに遠くに出かける気持ちになった」と、久しぶりの登山を楽しんでいる方もいました。
このあたりから、ブナの林からダケカンバとオオシラビソの混合林へと変わって、周囲が明るくなります。
さらに予報が外れて、青空も見えてうれしい夏山開きになりました。
会津駒ヶ岳の山頂までの雪は殆ど消えていましたが、小屋の周囲に少しだけ残っていました。
駒ヶ岳から中門岳への尾根歩きはいつも快適ですが、今の時期は残雪の上を歩くことになるので注意して歩きましょう。できればストックがあるとバランスがとりやすいと思います。
駒の小屋への途中の森林限界付近からは至る所でイワカガミ、マイヅルソウ、ショウジョウバカマなどの可憐な花を見ながら歩くことが出来ます。
会津駒ヶ岳を代表するハクサンコザクラは、まだ咲き始めで数輪ずつがあちこちの湿原で見られる程度でしたが、これからが楽しみです。
駒ヶ岳から富士見林道を通って大津岐峠に向かい尾根道はさまざまな花が目を楽しませてくれました。
他にも、ウラジロヨウラク、ミツバノバイカオウレン、アカモノなどや、小規模ながらワタスゲの群落も待っていてくれました。
大津岐峠から約二時間の下りでキリンテのバス停に出ますが、バスの本数が少ないので確認して行程を決めてください。
最後に、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター