- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.06.27
2021年6月27日-尾瀬沼ビジターセンターより(待ち遠しい)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■天気:晴れ
■気温:16.9℃(9時)18.9℃(昨日の最高気温)11.0℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
お花を観賞することはとても楽しいことですね。
一方で芽生えから花芽への時期はあまり気に留めることがありませんが、そんな成長過程を見守るのも楽しい時の過ごし方かもしれません。
特に蕾が膨らんでくると開花が待ち遠しく期待が膨らみます。
今朝は夏のお花の花芽を幾つか観察してみました。
【ニッコウキスゲの花芽】
木道沿いではニッコウキスゲの膨らんだ花芽があちらこちらで目に付くようになりました。
蕾が少し黄色に色づくだけでウキウキした気分になれます。
この後少しづつ花数を増やしながら大江湿原を黄色に染めていき、例年、7月20日頃にピークを迎えます。
今年はどのくらい咲いてくれるでしょうか!?
【ヒオウギアヤメ、または、カキツバタの花芽】
大江湿原ではヒオウギアヤメとカキツバタを楽しむことができます。なかなか花芽ではどちらのお花か区別がつきません。
この株はヒオウギアヤメかカキツバタのどちらでしょうか?
ニッコウキスゲとともに大江湿原を彩るお花のひとつです。
【ノアザミの花芽】
ノアザミが咲くとセセリチョウやヒョウモンチョウなどの蝶がたくさん吸蜜に訪れ生き物たちの躍動を感じます。
これに青空が加わると夏の盛りを迎えたことを感じることとなります。
【ミヤマカラマツの花芽】
カラマツの葉の姿に似た白色または淡紫色のお花を咲かせるミヤマカラマツの花芽も膨らんできました。
大江湿原では葉の形が異なるモミジカラマツも楽しむことができます。是非、2種類のカラマツソウを探索してみましょう!!
【A-029ポイント/6月27日】
A-029ポイント:【6月22日】/【6月13日】/【6月5日】/【5月31日】/【5月26日】/【5月19日】
【「尾瀬」看板(A-030)】
「尾瀬」看板(A-030):【6月22日】/【6月13日】/【6月5日】/【5月19日】
大江湿原は緑に染まり、着実に盛夏に向かって様々な植物達が成長しています。
ナツトウダイは実を膨らませ、オオカサスゲも穂をだし、ワタスゲの果穂はピークに近づき、オタカラコウの葉は大きくなり、オクトリカブトの株もしっかり伸びてきました。
ニッコウキスゲに期待をしつつ、様々なお花に出会えるのが待ち遠しい今日この頃です。
最後に、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター