- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.06.19
2021年6月19日—山の鼻ビジターセンターより(山ノ鼻周辺の様子)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■ 天気:雨
■ 気温:14.5℃(最高気温) 11.5℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今日の山ノ鼻は朝からしとしと雨。
それでも、土曜日ですので、色とりどりのレインウェア、ザックカバーでお客様が訪れています。
山ノ鼻から鳩待峠に向かって歩いて最初の湿原、テンマ沢湿原ではたくさんあったミズバショウが見られなくなり、
地上はコバイケイソウ、頭上はウワミズザクラやシウリザクラの白い花に、すっかり入れ替わった感じです。
大きくて目立つ花がある一方で、尾瀬には緑色の花や、小さくて目立たない花もあります。
ヒロハテンナンショウ。マムシグサとよく似ていますが茎に斑紋がないのはこのヒロハテンナンショウだそうです。どちらもミズバショウと同じサトイモ科というのは驚きです。
クルマバツクバネソウ。花は緑でも8枚の葉と4枚の花弁がきれいに並んだ姿は目を惹きます。
ナツトウダイ。黄緑色の小さなブーメランみたいな花がかわいいです。
ルイヨウボタン。こちらも黄緑色の花ですが、葉も花も色合いがきれいに映えます。
最後はハリブキ。こちらも花よりもギザギザの葉の方が目立った感じです。葉だけでなく、若芽のときもトゲトゲで、タラの芽そっくりだそうです。
このようにたくさんの目立たない花があると、見つけることや覚えることは大変ですが、草花にとっては目立たないことも何かメリットがあるのかなと考えてしまいます。
担当:新井