- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.05.16
2021年5月16日ー山の鼻ビジターセンターより。周辺の様子
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■ 天気:曇り 時々 雨
■ 気温:13.6℃(最高気温) 6.1℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今日の尾瀬・山ノ鼻エリアは雲が主役の空模様。
雨が降ったり止んだりの肌寒い一日でした。
今回は朝のお散歩での出会いをご紹介します。
今、一番身近な鳥はやはり、イワツバメでしょう。
昨日のブログでも紹介している子たちです!
脚の真っ白い羽毛がきれいです。
朝早くから一生懸命 お家をつくる材料である泥を集めていました。
(地上へ下りるのは巣材を集める時だけなんだそうです。)
立派なお家ができるといいですね。がんばれ!
山小屋のすぐ目の前、木道沿いにヤマアカガエルの卵を発見しました。
田んぼで見つけたアマガエルの卵をもっとよく観察したくて、お風呂場の洗面器を持ち出したところ、案の定こっぴどく叱られた子どもの頃の記憶が蘇りました。
幼少期からワクワクするものは変わっていないのかもしれません。
続きまして、ヤチヤナギ(谷地柳)。
ヤマモモ科の落葉小低木に分類されています。
谷地は湿地帯を意味し、姿が柳に似ていることからその名がついています。※しかし、柳の仲間ではありません。
栄養の乏しい湿原でなぜ育つのか謎でしたが、その後の研究により 根に共生させている細菌から養分を得ていることがわかりました。
厳しい環境下で生き抜くための術を身につけ、命を繋いでいるのですね。感慨深いです。
尾瀬ヶ原から望む、今朝の燧ケ岳です。
尾瀬はおよそ60㎞にわたり木道が整備されています。
当初は登山者を湿原のぬかるみから守る為に設置されてきましたが、その目的は逆転し、湿原を登山者の踏みつけから守るものへと変化しました。
尾瀬を愛し 守ってきた先人たちに思いを馳せる、静かな時間です。
担当 佐久間
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