- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.10.23
2020年10月23日-尾瀬沼ビジターセンターより(朝の虹とカラマツの黄葉)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
尾瀬では今月中に営業を終了する施設や閉鎖する施設があります。お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
令和2年シーズンオフの予定について
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■天気:雨のち曇り
■気温:9.8℃(9時)10.8℃(昨日の最高気温)7.3℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
今朝はポツポツと少し冷たい雨が降っていましたが、
その雨のおかげでいつものような霜は降りず、少しだけ温かい朝でした。
落ち葉も日に日に多くなり、歩く人も少なく
いつもお世話になっているご近所の山小屋も
冬支度を済ませて下山するなど少し寂しい気持ちになります。
ふと顔を上げると、
You’ll never find a rainbow if you’re looking down.
(下を見ていたら、虹を見つけることは出来ないよ。)
世界の三大喜劇王の一人でイギリス出身のチャールズ・チャップリンの名言を
ふと思い出すような素晴らしい景色でした。
今年度は新型コロナウィルスの流行の影響により、
「例年通りには動けない」「何をするにも頭を悩ませる」ような非常に厳しい年でしたが、
今こうやって何とか乗り越えてきたということを思い出せば、
これからだって何とかやっていけるという自信を与えてくれました。
周囲の森の木々は落葉してしまいましたが、
まだ美しいカラマツの黄葉が見えます。
天気の良い日で風が吹いてカラマツの葉が一斉に落ち出す頃には
金色の雨の中を歩いているような気分になります。
大人になっても、童心にかえってくるくる回って遊びたくなってしまいます。
どの季節でも日本の四季は彩り豊かで
その移ろう姿に気がつければ退屈はしません。
また、何気ない日常の中にある景色や自然がこれほどまでに
人の心を揺さぶるのかとあらためて感じます。
その素晴らしさを感じさせてくれるのも
日本を代表する「尾瀬」の魅力のひとつと思います。
最後に尾瀬をこれから訪れる方にお知らせがあります。
➀環境省 尾瀬沼ビジターセンターは10月31日(土)16時まで開館しています。
しかし、山小屋や休憩所、トイレなど冬季閉鎖されている箇所もありますので
入山を計画される際には、情報をよく確認の上お越し下さい。
↓ 詳しくはこちらをご覧下さい。
◎令和2年シーズンオフの予定について(尾瀬保護財団HPより)
➁朝夕の冷え込みが大変厳しくなっております。
昼間でも天候の影響などによって寒いですので防寒具や雨具などを忘れずにお持ちください。
➂木道が霜で凍ることや濡れた木道や落ち葉で足元が滑りやすくなっております。
靴底の滑り止めがしっかりした靴でお越し下さい。
➃日暮れが早くなり、夕方17時頃はほぼ真っ暗です。
時間と体力に余裕を持って活動しましょう。
*ヘッドライトや懐中電灯をお持ちください。
また、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
冷静な判断をお願いいたします。
担当:川上