- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2020.10.15
2020年10月15日ー山の鼻ビジターセンターより(山ノ鼻周辺の様子)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、山の鼻ビジターセンターは基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
尾瀬では今月中に営業を終了する施設や閉鎖する施設があります。お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
鳩待峠から山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が多くなっています。
夕方4時から翌朝7時頃まではツキノワグマの行動が活発になります。特にご注意ください。
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■ 天気:曇り
■ 気温:11.0℃(最高気温) 6.9℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
風が吹かなくてもはらはらと木の葉が散っていきます。
その様子を見ていると尾瀬のシーズンも終わりなのだなあと
しみじみと感じられます。
ビジターセンター前のヒロハツリバナが紅葉を始めていました。
まだ緑の抜けきらない葉と黄色い葉、赤い葉のグラデーションが
とても綺麗です。
木道脇にあるつやつやした赤い実はズミ。
諸説ありますが、この木を漢字で書くと「酢実」とすることもあるそうで。
とっても酸っぱい実なんだとか。
だからでしょうか?
あまり鳥や動物たちが食べた様子もなく
今の時期まで赤いつやつやの実が残っています。
尾瀬ヶ原の入り口付近をよく探すと
茶色い湿原の中に小さい黄色い花が咲いているのを見付けられます。
まだ咲いてくれているこの花はアキノキリンソウ。
名前からも秋を感じさせてくれる可愛い花です。
そのアキノキリンソウが実になったものがこちら。
綿毛になって風に乗り種を遠くに運ぶ、
そういう分布の広げ方をする植物を風媒花と言います。
山の鼻ビジターセンター閉所日まで残り半月。
最後まで尾瀬にいらしたお客様に尾瀬をご案内します。
ぜひビジターセンターへお立ちより下さい。
担当:石川