- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.09.23
2020年9月23日-尾瀬沼ビジターセンターより(会津駒ヶ岳の草紅葉)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇り
■気温:13.4℃(9時)17.1℃(昨日の最高気温)10.0℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
秋の大型連休が終わりました。昨日は連休最終日で、しかも天候がよかったので、たくさんの人出がありました。
今日は、とても静かな朝を迎えています。
まず、紅葉情報です。紅葉の定点観測写真をご覧下さい。
【大江湿原より沼山峠方面】
【展望デッキより三本カラマツ方面】
【展望デッキより燧ヶ岳方面】
さて、昨日は会津駒ヶ岳の巡回に行ってきました。
会津駒ヶ岳の標高は2132mですから、その稜線は2000m級となります。
尾瀬沼より400mほど高いので、秋の様子が楽しみでした。
【稜線まで最後の登り】
滝沢登山口から急登を上り詰め樹林帯を抜けると、一面に草紅葉が広がる秋の景色が待っていました。
連休最終日でもあり、たくさんの登山者がいましたが、皆口々に「うわー」「きれい」など感嘆する言葉が出ていました。
よく見ると、ここは金色に輝くキンコウカの紅葉が見事でした。
【紅葉したキンコウカ】
駒の小屋を後に絶景の稜線歩きです。
【会津駒ヶ岳から中門岳に向かう稜線】
稜線の先まで、見事な草紅葉が続いています。
キンコウカだけでなく、イワイチョウやコバイケイソウの紅葉も見事です。
中門岳までの稜線上には池塘もたくさんあります。
なかでもお勧めは、中門岳の標柱から更に先にある隠れた湿原です。
まさに天空の湿原と呼んでもよいのではないでしょうか。
2000mの高地は、尾瀬沼より一足早く草紅葉の見頃になってきています。
もうしばらくは楽しめそうです。
しかし、樹林帯から一歩出ると風がまともに当たるようになり、体感温度が下がります。
朝夕の冷え込みもありますので、お出かけの際は防寒対策を忘れずに準備して下さい。
なお、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
担当:渡邉